青森県の観光地・名所・名刹・百選と地図。

 

青森県の観光地・名所・名刹・百選と地図。

世界自然遺産である「白神山地」のブナ天然林、日本八景「十和田湖」、特別天然記念物「小湊のハクチョウ」、国の名勝の種差海岸や仏ヶ浦など自然由来の観光地に加え、青森ねぶた、弘前ねぷた、五所川原立佞武多など文化的観光資源も持つ青森県。

世界遺産、国の名勝や、各種百選、温泉地、古社寺などなど青森県の観光名所についての名前と解説と地図を掲載。

 

青森県の観光地・名所・名刹・百選と地図。

青森県の観光地・名所一覧・地図
青森県の観光地・名所一覧・地図

青森県の世界遺産

青森県には一つ世界遺産がある。

白神山地」がそれで、青森県と秋田県とにまたがる山塊の総称。

「人の影響をほとんど受けていない原生的なブナの天然林が世界最大規模で分布」が登録理由とされている。

白神山地
白神山地

県南西部で秋田県に跨った169.71平方kmの範囲が登録されており、そのうち74%が青森県にあたる。

ブナの原生林とともに、ツキノワグマやクマゲラ、キツツキ、イヌワシなどの鳥類、カモシカ、山根、ニホンザルの群れなど、多くの野生動物が確認されている。

 

青森県の特別天然記念物・国指定の名勝・三大〇〇・日本百景など

青森県では、県南部で秋田県とにまたがる十和田湖が日本八景に選出されている。

十和田湖
十和田湖

面積では日本で12番目、水深では日本で3番目に深い湖である。

特別史跡には、三内丸山遺跡が指定されている。縄文時代の大規模集落跡で、現在は、住居群、倉庫群、3階建ての堀立柱建物が再現されている。

三内丸山遺跡
三内丸山遺跡

 

特別天然記念物には「小湊のハクチョウおよびその渡来地」が、特別名勝には、上述の十和田湖と奥入瀬渓流が指定されている。

奥入瀬渓流
奥入瀬渓流

「小湊のハクチョウおよびその渡来地」は夏泊半島の東基部にある浅所海岸にあり、毎年10月~翌3月までハクチョウが飛来し、1000羽を超えるハクチョウが越冬している。

 

県の北東部に位置する下北半島には、その中部に日本三大霊場の一つ恐山が、半島の西海岸には国の名勝に指定されている仏ヶ浦が位置している。

恐山
恐山

恐山は活火山で、カルデラ湖である宇曽利湖や、その湖畔の恐山菩提寺があり、三大霊場は恐山菩提寺を指す。

仏ヶ浦は、陸奥湾口に面する断崖で、約2kmにわたって断崖、奇岩が続く景勝地。

仏宇多(仏ヶ浦)(下北郡佐井村)
仏宇多(仏ヶ浦)(下北郡佐井村)

 

国の名勝に指定されている「種差海岸」は、太平洋に面した県南東部にあり、天然芝生の広場や300を超える植物の自生する海岸。

 

青森県の百選(渚、名城、滝、さくら名所)

青森県では、五所川原市の「芦野池沼群県立自然公園藤枝ため池」と、弘前城の整備公園である弘前公園が日本さくら名所100選に選出されている。

弘前公園は「みちのく三大桜名所」に選ばれ、日本でも屈指の桜名所として知られる。時期には、ソメイヨシノ、シダレザクラなど約50種2600本の桜が咲き誇る。

弘前公園(弘前市)
弘前公園(弘前市)

 

日本の滝百選には、松見の滝(十和田市)とくろくまの滝(鯵ヶ沢町)が選出されている。

くろくまの滝は、観音菩薩の姿に見える滝で古来から信仰の対象となっている。落差85m。

くろくまの滝(鯵ヶ沢町)
くろくまの滝(鯵ヶ沢町)

松見の滝は、その名の通り両岸に松が自生している上下2段の段瀑である。

 

 

日本の100名城には、上述の弘前公園の全身である弘前城、八戸市の根城が選出されている。

続日本の100名城には、青森市の浪岡城が選ばれている。

 

弘前城は、1611年に築城され、現在でも当時の天守や櫓が現存している。
上述の通り桜の名所として有名。

弘前城(弘前市)
弘前城(弘前市)

 

八戸の根城は1334年の南北朝時代に築城された平山城で南部氏(根城南部氏、八戸氏)が居城としていた。盛岡城の築城や盛岡藩の成立により八戸も盛岡藩に帰属、八戸市22代が岩手県遠野へ移封となり廃城となった。

浪岡城は、1460年代北畠氏が築城したが、1578年、後の弘前藩初代藩主の大浦為信に攻められ落城している。現在は、土塁や堀、郭跡が残る。

浪岡城の郭跡

 

日本の渚100選には、岡崎海岸(西津軽郡深浦町)、大須賀海岸(八戸市)、椿山海岸(東津軽郡平内町)の3ヵ所が選出されている。

大洲賀海岸

 

岡崎半島は県西部で日本海に面する岩礁の続く景勝地で、夏泊半島にある椿山海岸はツバキの自生北限地帯である。

 

大須賀海岸は鳴き砂で知られており、南には国の名勝の種差海岸が、北には古城のような「葦毛崎展望台」などがある。

葦毛崎展望台(八戸市)
葦毛崎展望台(八戸市)

青森県の古社寺・名刹と温泉地。

青森県では、酸ヶ湯温泉浅虫温泉黄金崎不老ふ死温泉などが有名である。

酸ヶ湯温泉は、県中にある八甲田山系火山起源の温泉で強酸性の温泉として全国的に著名である。

酸ヶ湯温泉
酸ヶ湯温泉

浅虫温泉は夏泊半島基部にある温泉。海水浴、スキー場も備えた観光地で、1年を通して賑わいを見せている。

夏泊半島の基部西側に位置し、青森市からのアクセスも良く、「東北の熱海」、「青森の奥座敷」などと呼ばれている。

黄金崎不老ふ死温泉は、日本海の望む海岸にある露天風呂が有名な塩湯の温泉。特に夕日をバックにした風景が著名。一軒宿の温泉で、好漁場で揚げられた海鮮がある。

黄金崎不老ふ死温泉

 

古刹としては、高山稲荷神社がある。つがる市にある稲荷神社で朱塗りの鳥居が連続する「千本鳥居」が有名。

高山稲荷神社
高山稲荷神社

その他観光地としては、青く光る湖面の十二湖や、八甲田山の樹氷、雪と朝もやに浮かぶ鶴の舞橋などがあげられる。

朝日と鶴の舞橋(青森県鶴田町)
朝日と鶴の舞橋(青森県鶴田町)

また、時期はピンポイントとなるが青森市のねぶた弘前市のねぷた五所川原市の立佞武多などの祭りが観光客を集めている。

五所川原立佞武多
五所川原立佞武多

 

 

青森県の観光地・名所一覧・地図
青森県の観光地・名所一覧・地図

 

(外部リンク)青森県のホームページ

(外部リンク)青森県観光情報サイト「Amazing AOMORI」