都道府県色分け地図　百名山の分布と一級河川本数の色分け地図

都道府県色分け地図第一弾として、百名山の分布と一級河川本数をお送りします。

色分け地図は、都道府県の一覧とデータから色分けするエクセルファイルを使用し、地図を作製しました。

百名山の色分け地図

深田久弥が選出した百名山。

百名山が所属する都道府県を集計し、都道府県別に色分けしています。

山が複数の都道府県にまたがる場合は、それぞれの都道府県でカウントしています。

トップは、長野県の31座。

槍ヶ岳、穂高岳、焼岳、乗鞍岳などの飛騨山脈に属する山々。

空木岳、恵那山の木曽山脈に、甲斐駒ヶ岳、塩見竹、光岳、赤石岳など赤石山脈の山々。

また、美ヶ原や霧ケ峰など中信高原に属する山、独立峰の御嶽山、八ヶ岳連峰の八ヶ岳や蓼科山が選出されており、長野県は最多の31座です。

流石、北アルプス、中央アルプス、南アルプスの3つの山脈が通る長野県です。

次いで、山梨県の12座、群馬県と新潟県の11座と続きます。

山梨県では赤石山脈、奥秩父山塊、八ヶ岳連峰に所属する峰が選出。

東日本・北日本では、千葉県で選出がないほかは、1座以上の選出があり、宮城県、茨城県、東京都、神奈川県、石川県、福井県が1座のみの選出となっています。

それぞれ、蔵王山(宮城県)、筑波山(茨城県)、雲取山(東京都)、丹沢山(神奈川県)、白山(石川県)、荒島岳(福井県)です。

西日本は、選者が登った山を選んでいるため、登る機会が少なかったのか、そもそも高い山が少ないためこんな偏りになっているかは不明ですが、選出された山のない都道府県が多数あります。

関西以西になると、鹿児島県の3座の選出が最大となります。

ちなみに、選出は霧島山、薩摩半島突端の開聞岳（薩摩富士）、屋久島の宮之浦岳の3座です。

九州ではそのほかに、九重山、阿蘇山、祖母山の3座が選出。

四国は石鎚山と剣山、中国地方は鳥取県の大山のみが選ばれています。

百名山は北海道を1として、順に南西に向かって番号が増え、100までナンバリングされているのですが、関西以西は89番の伊吹山以降ですので、その偏りをお分かりいただけるかと思います。

次に、一級河川について。

一級河川は、個人選出の百名山と異なり、国交省が指定しているもので、地形的、定義的な偏りは多少みられる程度でした。

まず、沖縄県は、他県と陸続きでなく、長い河川もないため、1級河川は0本となっています。

最多は北海道の13本。こちらは、他都道府県にまたがっているのではなく、単純に1本1本が長いためです。

河川名でいうと、日本3番目の長さの石狩川を筆頭に、天塩川、十勝川、釧路川など、100㎞超の河川が並びます。

河川本数の少ない都道府県では、上述の沖縄県についで、千葉県、長崎県で1本、香川県や山口県、神奈川県、石川県などで2本となっています。

千葉県では、利根川が北部に流れているのが唯一の一級河川、長崎県は、諫早湾（有明海）に流れ出る本明川が唯一の一級河川です。

色分け地図の通り、内陸で1級河川が多い傾向になります。

これは、内陸県の河川は他都道府県に流れ出て海にそそぐため、ほとんどの河川が一級河川にカウントされるためです。

最後に、一級河川と百名山の都道府県別集計一覧です。