熊本県の絶景。橋の絶景、山の絶景、滝と渓谷の絶景
各都道府県が誇る絶景を「〇〇の絶景」というジャンル別で紹介。
熊本県では、橋の絶景、山の絶景、滝と渓谷の絶景として、それぞれ3つの絶景を掲載しています。
江戸時代に作られた石造りの水道アーチ橋、天草の島々を見下ろす山、日本最大級のカルデラを擁する山、トレッキングの先にみられる幻の滝など、熊本県の絶景をお楽しみください。
その他、夕日・朝日の絶景、奇岩・巨岩の絶景、階段の絶景は別ページに。
全6ジャンルで、サイト私選の三景ずつ。熊本県のフォトジェニックと映え、絶景にスポットを当てました。
熊本県の絶景。橋の絶景、山の絶景、滝と渓谷の絶景
熊本県の橋の絶景
まず、熊本県の橋の絶景からです。
橋の絶景一つ目は、通潤橋です。
上益城郡山都町にある国の重文。
1854年に建設された石造りのアーチ橋で、橋体の中に水路がある水が流れています。
橋の架かる谷を越えて、その向こうに農業用水を送るために建設されました。
その立ち姿はもちろん、放水の瞬間や四季折々の表情を見せる歴史ある橋です。
二つ目は、牛深ハイヤ大橋です。
天草地方の南西端に位置する牛深市で牛深漁港の海上を通る全長883mの橋。
漁港をぐるりと回るようにカーブしており、ライトアップ時には水面に移るライトも相まって、幻想的な風景を作り出しています。
三つ目の橋の絶景は、天城橋と天草一号橋です。
1966年に九州本土と天草諸島をつないだ天草五橋で、本土と大矢野島を結ぶ通常「天門橋」と呼ばれる天草一号橋。
連続トラス式の502mの橋です。
天門橋架設から50年、天門橋の北に天城橋がかけられました。
天城橋はソリッドブル形式のアーチ橋で、連続トラスの天門橋とはまた異なった趣をもっています。
天門橋と併せて、2本の橋の共演を選出しています。
熊本県が誇る山の絶景
熊本県が誇る山の絶景は、次の3件を選出しました。
まずは、県の代名詞「火の国」の由来とも言われる阿蘇山です。
現在も活発な火山活動のみられる中岳を中心とした中央火口丘と、カルデラである外輪山まで含めた広域を選出しています。
中央火口丘の阿蘇五岳の風景はもちろん、周辺や外輪山からの展望など、フォトジェニックな風景の宝庫となっています。
二つ目の山の絶景は、国見岳頂上からの展望です。
九州山地の中央部にある熊本県の最高峰です。山頂から望む九州山地の山々と平家落人伝説の残る深い谷、幽玄で壮大な風景があります。
登山はもちろんですが、それ以前に交通の便が悪くアクセルの難しい地域であることも相まって、幻の風景の一つです。
山の絶景三つ目は、天草の島々を見下ろす、倉岳からの風景です。
天草上島の南東部に鎮座する682mの山。
山頂には海を見下ろす鳥居が鎮座し、天空の鳥居として観光スポットとなっています。
眼下に広がる八代海の青とその海に浮かぶ島々の緑、近景の天空の鳥居が幻想的な風景を作っています。
熊本県の滝と渓谷の絶景
熊本県の滝と渓谷の絶景は、次の三件を選出しています。
一つ目は菊池渓谷です。
菊池川の源流部に近い渓谷でです。
広葉樹に囲まれた谷では、瀬や淵や滝が連続します。
瀬や滝の白波、淵の群青、陽の光と四季折々の風景が作り出す幻想的な風景があります。
二つ目は、沢登りの先でしか見られない越早滝です。
山都町にある「幻の滝」で、狭い谷間で、巨石の間から二本の滝が落ちる滝壺の雰囲気は一見の価値があります。
アクセスは難所中の難所で、沢登りとトレッキング、崖のクライミングを要する登山が必要です。
三つ目は、南阿蘇の湧水群です。
水源が1500カ所あるといわれる阿蘇地方で、特に白川の水源もある南阿蘇の湧水群を選出しました。
熊本は日本でも有数の地下水の豊富な県といわれますが、その源流ともなる湧水群です。
南阿蘇地方には11の湧水群があるとされ、インディゴブルーやエメラルドグリーンに輝く水源地がみられます。