奈良県の観光地・名所・名刹・百選と地図。

 

古都ならではの歴史ある寺社が数多く現存し、世界遺産や国の特別史跡に選出される遺産が息づいている奈良県。

国の名勝や、日本百景に数えられる吉野山、平城宮跡や滝百選、桜名所、名城に加え、温泉地、古社寺などなど奈良県の観光名所についての名前と解説と地図を掲載。

 

奈良県の観光地・名所・名刹・百選と地図。

 

奈良県の世界遺産

奈良県には世界遺産が3つ存在する。

古来より文化や政の中心地として都が築かれ、現在も数多くの歴史的遺産が残る奈良県。

世界遺産には「紀伊山地の霊場と参詣道」「古都奈良の文化財」「法隆寺地域の仏教建造物」が登録されている。

奈良県、和歌山県、三重県の三県に渡って紀伊山地の自然と文化的景観の融合が評価されている「紀伊山地の霊場と参詣道」では、吉野郡吉野町「吉野・大峯」が世界遺産に選出された。

 

大仏で有名な東大寺など8つの資産で構成される「古都奈良の文化財」は、日本の国交や文化の変遷を今に伝える重要な遺産である。

「法隆寺地域の仏教建造物」は、姫路城と共に日本で初めて登録された世界遺産となっており、法隆寺は現存する世界最古の木造建造物群として知られている。

 

 

奈良県の特別天然記念物・国指定の名勝・三大〇〇・日本百景など

 

奈良県の特別天然記念物として「春日山原始林」が指定されている。神山とされ信仰の対象だった春日山は9世紀に禁伐令が出され、都市近郊であるにも関わらず原始林が残されているという特異性が高く評価されている。

国の特別名勝に指定されている「平城宮東院庭園」と「平城京左京三条二坊宮跡庭園」は、日本古来の庭園の姿を現在に伝える貴重な文化財である。

国の名勝は吉野山（吉野郡吉野町）と月瀬海林（奈良市）、大和三山である香具山、畝傍山、耳成山（橿原市）が選出されている。

奈良県には、歴史的に価値の高く特別史跡に指定された遺産が数多存在している。

その構成史跡は「高松塚古墳」「山田寺跡」「石舞台古墳」「巣山古墳」「藤原宮跡」「文殊院西古墳」「平城宮跡」「平城京左京三条二坊宮跡庭園」「本薬師寺跡」「キトラ古墳」などで、古墳や建造物跡など多岐にわたる。

日本二十五勝に選ばれている大和平原や日本百景の信貴山、大台ケ原山など、歴史と調和した雄大な自然の名所やパワースポットが多いのも特徴である。

 

奈良県の百選（渚、名城、滝、さくら名所）

山間部も多い奈良県は日本の滝百選に選出されている滝が4箇所ある。

笹の滝（十津川村）は落差32mの瀑布で、ここから流れる谷川渓谷の水は「やまとの水」の1つに選ばれている。

双門の滝（天川村）や中の滝（上北山村）は厳しい自然の中にあり、荘厳な雰囲気を醸し出している。

その中でも不動七重の滝（下北山村）は知る人ぞ知る名瀑であり、七段の滝が160m以上の落差から流れ落ちる風景は絶景と名高い。

透明度が高く青く輝く水が流れ、多くの愛好家を惹きつけている。

日本の100名城に選出されている高取城（高取町）は高取山の山頂に築城されていた山城であり、現在は城跡となっている。

ふもとの城下町と共に明治時代まで続いた山城として高い歴史的価値をもつ。

また、大和郡山城（大和郡山市）と宇陀松山城（宇陀市）は続日本100名城に数えられている。

奈良県には桜の名所も数多く存在する。

中でも、郡山城址公園（大和郡山市）や奈良公園（奈良市）と共に日本さくら名所に指定されている吉野山（吉野町）の桜は全国的に有名である。3万本にも及ぶシロヤマザクラが山全体に咲き誇る姿は吉野町だけでなく、奈良県を代表する春の風物詩として知られている。

 

奈良県の古社寺・名刹と温泉地

奈良県には名刹も数多く存在する。吉野山にある金峯神社は藤原道長も祈願したと言われる由緒ある神社で、源義経と武蔵坊弁慶が追っ手から隠れたとされる義経隠れ塔が残されている。

奈良県の温泉地として有名なのは、修験の里とも言われる洞川温泉である。高山に位置し関西の軽井沢との別名もある冷涼地で、昔ながらの雰囲気を味わうことができる温泉郷として他県からも多くの観光客が訪れる観光地として知られている。

 

 

（外部リンク）奈良県のホームページ

（外部リンク）奈良県公式観光サイト あおによし なら旅ネット