滋賀県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
中山道、北陸道、東海道の交わる地にある滋賀県。古くからの要所で戦乱の地になりやすく、城跡が多く残る。また、京都に近いことから古刹・名刹も多く、世界遺産延暦寺を擁する。
国の名勝や、日本百景、滝百選、桜名所、名城に加え、温泉地、古社寺などなど滋賀県の観光名所についての名前と解説と地図を掲載。
滋賀県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
滋賀県の世界遺産
滋賀県には一つの世界遺産がある。
「古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)」の構成遺産である延暦寺である。
「古都京都の文化財」には17の構成遺産があり、そのほとんどが京都府京都市と宇治市に点在しているが、延暦寺のみ滋賀県に位置している。
延暦寺は、最澄が開いた天台宗総本山の寺院である。
世界遺産には、延暦寺の境内である比叡山すべてが指定されている。
滋賀県の特別天然記念物・国指定の名勝・三大〇〇・日本百景など
上述の世界遺産「比叡山」が、恐山、高野山とともに、日本三大霊場に数えられている。
国の名称には、醒井峡谷(米原市)や、琵琶湖に浮かぶ竹生島(長浜市)などが指定されいている。
そのほか、延暦寺門前の寺院庭園などの指定が多数ある。
竹生島の浮かぶ琵琶湖そのものは、日本二十五勝に指定されている。
また、特別史跡には日本の100名城にも選ばれている彦根城、安土城が選ばれている。
米原市には、「長岡のゲンジボタルおよびその発生地」が特別天然記念物に指定されている。
滋賀県の百選(渚、名城、滝、さくら名所)
滋賀県には、城跡が多く残る。
これは、中世や近世に若狭湾と関西地方をつなぐ要所として、東海道・中山道・北陸道が合流する地点として、度々戦乱地となったためである。
現在の地図では、大津から米原までは東海道新幹線、米原から北には北陸自動車道が、それぞれ中山道・北陸道と重なる。
日本百名城や続日本百名城に選ばれている城もそのルートに点在している。
まず、福井県との県境には、続日本百名城の玄蕃尾城(長浜市)がある。
玄蕃尾城は、羽柴秀吉と柴田勝家が織田勢力を二分して戦った賤ヶ岳の戦いで、柴田勝家の本陣が置かれた山城である。
琵琶湖の北東部には日本百名城の小谷城(長浜市)がある。
小谷城は日本五大山城に数えられ、浅井長政とお市の方の悲劇で知られる、浅井長政自刃の地である。
小谷城から南に下ると、続日本百名城の鎌刃城(米原市)がある。
鎌刃城の南西、琵琶湖の近くに日本百名城の彦根城(彦根市)がある。
彦根城は江戸時代初期に天下普請によって築城された井伊家の居城で、現存天守が国宝に指定されている。
更に南西に下ると、百名城の安土城、観音寺城、続百名城の八幡山城(いずれも近江八幡市)がある。
安土城は、織田信長が築城し、秀吉が明智光秀を討った山崎の戦いの後、天守が焼失している。
現在は、天守台や石垣などが残り、国の特別史跡に指定されている。
観音寺城は15世紀半ばに築城された日本五大山城の一つで、八幡山城は安土城天守の焼失後、秀吉やその甥の秀次によって築城された山城である。
日本の滝百選には、高島市の八ツ淵の滝が選出されている。
日本の渚百選は、琵琶湖湖岸と大津湖岸なぎさ公園(大津市)が指定されている。
さくらの名所百選には、琵琶湖北部の半島端である海津大崎と(高島市)と、長浜市の長浜城周辺を整備した豊公園が選ばれている。
滋賀県の古社寺・観光地と温泉地
滋賀県には、比叡山延暦寺を筆頭に古刹・名刹が多く、上述の通り寺院内の庭園が名勝に指定されている箇所も多数ある。
彦根城の南東、犬上郡多賀町にある多賀大社は、古くから「お多賀さん」として親しまれている。
その奥書院庭園は名勝に指定される。
大津市の日吉大社は西本宮本殿が国宝に指定されている
全国に約3,800社ある日吉・日枝・山王神社の総本社である。通称として山王権現とも呼ばれる。(Wikipedia日吉大社)
温泉地としては、長浜太閤温泉やおごと温泉、観光地は、信楽陶苑たぬき村や、体験型農業公園の「滋賀農業公園ブルーメの丘」などがある。
(外部リンク)滋賀県のホームページ
(外部リンク)滋賀県観光情報[滋賀・びわ湖のすべてがわかる!]