【北・東日本編】残したい「日本の音風景100選」。日本全国の自然や文化、産業が鳴らす地域の音の風景【地図2分割北日本版】

 

「音の風景100選」の北・東日本編。

環境省が募集・選定した、各地域で人々がシンボルとし、大切に思っている「音の風景」の100選。自然由来の生物や植物、地理が鳴らす音。文化や産業が鳴らすその地域特有の音など、環境省が広く公募し選定した風景。

その、「音の風景100選」を地図にプロットしました。

地図の大きさの観点から、全国2分割とした「北・東日本編」です。

西日本は、西日本編へ記載されています。

 

【北・東日本編】残したい「日本の音風景100選」。日本全国の自然や文化、産業が鳴らす地域の音の風景【地図2分割北日本版】

北・東日本の「音の風景100選」マップ
北・東日本の「音の風景100選」マップ

 

北海道・東北地方

 – 北海道
オホーツク海の流氷
(オホーツク海沿岸)
オホーツク沿岸に流れつく流氷のせめぎ合う音。(1月下旬~3月中旬)
時計台の鐘
(札幌市)
札幌のシンボルの時計台。旧札幌農学校演武場の時報の音。(通年)
函館ハリストス正教会の鐘
(函館市)
大小6個の鐘の音。ガンガン寺として市民に親しまれる。(土曜17時、日曜10時)
大雪山旭岳の山の生き物
(東川町)
ナキウサギ、コマドリ、ミソサザイなどの野鳥の声。(4月~6月の早朝)
鶴居のタンチョウサンクチュアリ
(鶴居村)
300羽のタンチョウの姿、つがいの鳴き合う声など。(10月末~3月中旬)
 – 青森県
八戸港・蕪島のウミネコ
(八戸市)
ウミネコの繁殖地として有名。3万羽以上が集まる。(3月~7月)
小川原湖畔の野鳥
(三沢市)
オオセッカ、コジュリン、コヨシキリなどの野鳥の声。(5月下旬~7月下旬)
奥入瀬の渓流
(十和田市)
十和田湖から流れ出る渓流。夏が水量が多い。(5月~10月)
ねぶた祭・ねぷたまつり
(青森市、弘前市)
「ラッセラー、ラッセラー」の掛け声と太鼓や囃子の音。(夏の開催時)
 – 岩手県
碁石海岸・雷岩
(大船渡市)
海食洞に波が寄せ、空気が圧縮されて雷鳴に似た音がなる。(通年)
水沢駅の南部風鈴
(奥州市)
東北本線水沢駅構内に下げられる南部鉄器の風鈴。(6月~8月)
チャグチャグ馬コの鈴の音
(滝沢市)
大小の鈴をつけた100頭前後の馬が練り歩く。(6月の開催時)
 – 宮城県
宮城野のスズムシ
(仙台市)
秋の夜の鈴虫の声。岩切城跡や与兵衛沼周辺など。(立秋~晩秋)
広瀬川のカジカガエルと野鳥
(仙台市)
5月~8月のカジカガエルの合唱と年間を通して楽しめる野鳥の声と姿。(蛙は5月~8月 野鳥は通年)
北上川河口のヨシ原
(石巻市)
川面に吹く風が葦を揺らし、葉の擦れ合う静かな音。(初夏~初冬)
伊豆沼・内沼のマガン
(栗原市、登米市)
日の出に一斉に飛び立つマガンの声。(10月中旬~2月下旬。)
 – 秋田県
風の松原
(能代市)
日本海沿いの大規模な海岸林の葉のそよぐ音。(通年)
 – 山形県
山寺の蝉
(山形市)
芭蕉の「閑さや~」の句の舞台。立石寺。(夏季)
松の勧進の法螺貝
(鶴岡市)
伝統行事「松の勧進」。山伏が法螺貝を吹き各家庭を回る。(12月)
最上川河口の白鳥
(酒田市)
越冬する白鳥のにぎやかな声。(10月上旬~4月上旬)
 – 福島県
福島市小鳥の森
(福島市)
シジュウカラ、クロツグミなどの野鳥の声。(4月~6月)
大内宿の自然用水
(下郷町)
旧会津西街道を流れる用水の音。(通年)
からむし織のはた音
(昭和村)
カラカラ、トントンとの機織りの音。(通年)
オホーツク海の流氷(北海道)
オホーツク海の流氷(北海道)
札幌時計台(北海道)
札幌時計台(北海道)
函館ハリストス正教会(北海道)
函館ハリストス正教会(北海道)
八戸港・蕪島のウミネコ(青森県)
八戸港・蕪島のウミネコ(青森県)
碁石海岸・雷岩(岩手県)
碁石海岸・雷岩(岩手県)
チャグチャグ馬コ(岩手県)
チャグチャグ馬コ(岩手県)
伊豆沼のマガン(宮城県)
伊豆沼のマガン(宮城県)
山寺(山形県)
山寺(山形県)
大内宿の用水(福島県)
大内宿の用水(福島県)

関東地方

 – 茨城県
五浦海岸の波音
(北茨城市)
5つの入江の岸壁を削る太平洋の荒波の音。(通年)
 – 栃木県
太平山あじさい坂の雨蛙
(栃木市)
梅雨時のアジサイと、そこに響くアマガエルの鳴き声。(6月下旬~7月上旬の雨天時)
 – 群馬県
水琴亭の水琴窟
(高崎市)
4千坪の日本庭園「水琴亭」にある水琴窟の音。(通年)
 – 埼玉県
川越の時の鐘
(川越市)
蔵造りの町並みに聳える鐘楼でなる時報の鐘。(通年)
荒川・押切の虫の声
(熊谷市)
荒川中流押切の河原で季節になくマツムシ、スズムシなどの声。(8月下旬~10月上旬)
 – 千葉県
樋橋の落水
(香取市)
伊能忠敬旧宅内にある復元された樋橋。そこからあふれ落ちる水の音。(通年)
麻綿原のヒメハルゼミ
(大多喜町)
ヒメハルゼミの棲息地である麻綿原高原に響く蝉時雨。(7月~8月)
柴又帝釈天界隈と矢切の渡し
(松戸市、東京都葛飾区)
帝釈天界隈の賑わい、川面渡る船の水音、ヒバリやユリカモメの声。(通年)
 – 東京都
上野のお山の時の鐘
(台東区)
上野寛永寺の時報の鐘の音。「花の雲 鐘は上野か浅草か」と詠まれた。(通年)
三宝寺池の鳥と水と樹々の音
(練馬区)
石神井公園の三宝寺池の水鳥の羽音や樹々の揺れる音。(通年)
成蹊学園ケヤキ並木
(武蔵野市)
四季折々の音を奏でる武蔵野市のケヤキ並木。(通年)
 – 神奈川県
横浜港新年を迎える船の汽笛
(横浜市)
新年を迎えると同時にならされる大小さまざまな船の汽笛。(年越し時)
川崎大師の参道
(川崎市)
参拝客で賑わう参道と、トントンと響く飴を切る音。(1月~2月)
道保川公園のせせらぎと野鳥の声
(相模原市)
相模川支流の水源地公園。メジロやシジュウカラなどの声。(通年)
五浦海岸(茨城県)
五浦海岸(茨城県)
太平山あじさい坂(栃木県)
太平山あじさい坂(栃木県)
川越の時の鐘(埼玉県)
川越の時の鐘(埼玉県)
樋橋の落水(千葉県)
樋橋の落水(千葉県)
柴又帝釈天門前(千葉県)
柴又帝釈天門前(東京都)
上野寛永寺の鐘楼(東京都)
上野寛永寺の鐘楼(東京都)
川崎大師の参道(神奈川県)
川崎大師の参道(神奈川県)

中部地方

 

 – 山梨県
富士山麓・西湖畔の野鳥の森
(富士河口湖町)
野鳥が多い西湖周辺では、ヤマガラ、ホトトギス、ジュウイチなどの声が聞ける。(4月~5月)
 – 長野県
善光寺の鐘
(長野市)
善光寺周辺約400mの範囲に響く時報の鐘。(通年)
塩嶺の小鳥のさえずり
(岡谷市、塩尻市)
カッコウ、キビタキ、アカハラなどの賑やかな声。(通年、特に初夏)
八島湿原の蛙鳴
(下諏訪町、諏訪市)
シュレーゲルアオガエルやヤマアマガエルの貴重な生息地。(6月~7月)
 – 新潟県
福島潟のヒシクイ
(新潟市)
オオヒシクイの越冬地で響くヒシクイの太く強い鳴き声。(10月~3月)
尾山のヒメハルゼミ
(糸魚川市)
能生白山神社のある尾山での蝉の大合唱。(7月中旬~8月上旬)
 – 静岡県
遠州灘の海鳴・波小僧
(遠州灘)
遠州灘で天気の変わり目に聞こえる不思議な音の海鳴り。(通年)
大井川鉄道の SL
(川根本町)
渓谷の谷間に響く大井川鉄道のSLの汽笛や鉄道の音。(通年)
 – 愛知県
東山植物園の野鳥
(名古屋市)
丘陵地にある植物園で鳴くメジロやシジュウカラ、エナガなどの野鳥。(通年、特に春、秋。)
伊良湖岬恋路ヶ浜の潮騒
(田原市)
春~夏は雄大な波音。秋~冬は落ち着いた潮騒が白砂に吸い込まれる。(通年)
 – 岐阜県
卯建の町の水琴窟
(美濃市)
うだつの町の「旧今井家住宅」内、水琴窟の音色。(通年)
吉田川の川遊び
(郡上市)
清流吉田川の子供たちのはしゃぐ声、水音。(7月~8月)
長良川の鵜飼
(岐阜市、関市)
長良川の風物詩。鵜匠の掛け声、船や鵜の水音、松明の燃える音など。(5月~10月)
 – 富山県
称名滝
(立山町)
日本一の落差を持つ名瀑の爆音。冬季は水量が少なくなる。(4月~11月末)
エンナカの水音とおわら風の盆
(富山市)
町中の水路「エンナカ」の水音。9月の「おわら風の盆」の民謡と三味線、胡弓。(通年、開催時)
井波の木彫りの音
(南砺市)
木彫りの里に響く「トントン」「コツコツ」など木工の音。(通年)
 – 石川県
本多の森の蝉時雨
(金沢市)
タブ、スダジイなどの森に響くヒグラシの蝉時雨。(7月上旬~8月)
寺町寺院群の鐘
(金沢市)
寺町に響く鐘の音。毎週土曜日の夕刻には一斉に鳴らされる。(通年)
 – 福井県
蓑脇の時水
(越前市)
ほぼ60分間隔で吹き出る間歇冷泉とその落水の音。(通年)
八島湿原(長野県)
八島湿原(長野県)
福島潟のヒシクイ(新潟県)
福島潟のヒシクイ(新潟県)
大井川鉄道の SL(静岡県)
大井川鉄道の SL(静岡県)
伊良湖岬恋路ヶ浜(愛知県)
伊良湖岬恋路ヶ浜(愛知県)
長良川の鵜飼(岐阜県)
長良川の鵜飼(岐阜県)
称名滝(富山県)
称名滝(富山県)
おわら風の盆(富山県)
おわら風の盆(富山県)

 

北・東日本の「音の風景100選」マップ
北・東日本の「音の風景100選」マップ

日本の音風景100選

日本の音風景100選(にほんのおとふうけいひゃくせん)は、1996年に当時の環境庁(現・環境省)が「全国各地で人々が地域のシンボルとして大切にし、将来に残していきたいと願っている音の聞こえる環境(音風景)」を広く公募。「日本の音風景検討会」の選定審査の結果に基づき、これらの応募のうちから音環境を保全する上で特に意義があると認められる100件を選定したもの。(Wikipedia)


音の風景100選(環境省サイト)

西日本は、西日本編へ記載されています。

 

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