愛知県観光ガイドと地図:現存国宝天守と金鯱の城に熱田神宮。絶景と絶叫の乳岩峡と木曽川や阿寺の七滝に三河湾の名湯。
愛知県は、日本のほぼ中心に位置し、古代から近現代まで様々な歴史が交差してきた土地である。
交通の要衝としても発展し、名古屋市を中心に産業と文化の両輪を兼ね備える一方、豊かな自然と歴史を感じさせる名所旧跡が数多く存在している。
特別史跡である名古屋城をはじめ、国の名勝に指定された阿寺の七滝、乳岩峡、木曽川堤、日本百景の蒲郡海岸など、多彩な観光スポットを擁している。
愛知県観光ガイドと地図:現存国宝天守と金鯱の城に熱田神宮。絶景と絶叫の乳岩峡と木曽川や阿寺の七滝に三河湾の名湯。

愛知県の名勝・百景・天然記念物・特別史跡
愛知県における代表的な特別史跡は「名古屋城跡」である。
尾張徳川家の居城として江戸時代の権勢を象徴し、金の鯱(しゃちほこ)が輝く天守は「金鯱城」の名で知られる。
1945年の空襲で焼失後、現在の天守は鉄筋コンクリートによる復元であるが、2022年より木造復元に向けた取り組みも始まっており、今後の動向が注目されている。

名勝としては、「阿寺の七滝」「乳岩峡」「木曽川堤」が国の指定を受けている。
阿寺の七滝は段差のある断崖を七段に渡って落下する滝で、清涼感ある景観が人気だ。

乳岩峡は石灰岩の峡谷で、鍾乳石が女性の乳房に似ていることからこの名が付いた。
奇岩や洞窟が多く、ハイキングやロッククライミングのスポットとしても知られる。

木曽川堤は春になると7kmにわたって桜が咲き誇り、天然記念物にも重複指定されるほどの景勝地となっている。

木曽川そのものは「日本八景」の一つにも数えられており、その美しさは古くから詩歌にも詠まれてきた。
愛知県の百選(桜、渚、城、滝):家康の生誕地や現存天守の国宝。
日本の滝百選には、阿寺の七滝が愛知県で唯一選ばれており、段瀑の美しさが訪れる人々の心を打つ。
桜の名所としては、岡崎城を中心とする「岡崎公園」、名古屋市の「山崎川四季の道」、清須市を流れる「五条川」、西尾市の「舞鶴公園」が日本さくら名所100選に選出されている。

五条川
岡崎公園は、徳川家康の生誕地としても知られる岡崎城を囲む約1000本の桜が咲く名所である。

城郭では、日本100名城に「名古屋城」「岡崎城」「犬山城」「長篠城」が選ばれている。
特に犬山城は、現存天守12城の一つであり、国宝にも指定されている。
江戸時代以前に建てられた天守が今もそのまま残り、木曽川を望む高台に建つその姿は、日本の城郭美の原点とも言える。

続日本100名城には「吉田城」「古宮城」「小牧山城」が選出されている。
吉田城は豊橋市に位置し、石垣と土塁が残っている。
小牧山城は織田信長が初めて築城した城としても歴史的価値が高く、現在は公園として整備されている。
日本の渚百選には、田原市の「恋路ヶ浜」と南知多町の「千鳥ヶ浜」が選ばれている。
恋路ヶ浜はその名の通りロマンティックな名前と美しい砂浜で、カップルに人気の観光地である。
千鳥ヶ浜は白砂青松が広がり、夏には海水浴客で賑わう。
愛知県の古社寺・観光地と温泉地
愛知県には由緒ある古社寺や歴史ある温泉地も数多く存在する。
特筆すべきは「熱田神宮」(名古屋市)である。
三種の神器の一つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)を祀る神社で、日本書紀にも登場する格式高い神社だ。
熱田神宮
また、全国でも唯一「お乳のお寺」として知られる「間々観音」(小牧市)は、母乳の出を願う参拝者が絶えない。
女性の信仰を集める珍しい寺院である。

温泉地としては、三河湾沿いに「吉良温泉」「西浦温泉」「三谷温泉」が並ぶ。
西浦温泉は蒲郡市の西浦半島に位置する三河湾に面した温泉地で、絶景の夕日と海辺の情緒が魅力である。

三谷温泉は愛知県蒲郡市にある三河湾沿いの温泉地で、約1200年の歴史を持つ。
弘法大師・空海が杖で地面を突いて湧き出したと伝わり、「弘法の湯」とも呼ばれる。
美肌や神経痛に効能があり、信仰と観光の両面で人気を集めている。

いずれも海に面し、海の幸と美しい夕景が楽しめる。
知多半島には「内海温泉」があり、ファミリー層にも人気だ。
名古屋市の「明治村」は、明治時代の貴重な建築物を移築・保存した屋外博物館で、帝国ホテルの旧本館ロビーなど、歴史建築好きにはたまらないスポットである。
明治村の移築された帝国ホテル
また、名古屋港水族館は世界最大級の水槽を有し、シャチやベルーガなど大型海洋生物を間近に観察できる。

三河湾には「日間賀島」と「篠島」という離島も存在する。
日間賀島はタコとフグで有名で、グルメ旅に最適。
篠島は伊勢神宮と縁が深く、毎年6月に行われる「しらす祭り」は地元の誇りだ。

愛知県は、歴史・自然・文化・温泉・グルメの全てを兼ね備えた魅力あふれる観光地であり、国内旅行の目的地として十分な価値を持っている。

(外部リンク)愛知県のホームページ
(外部リンク)愛知県の公式観光サイト「Aichi-Now」
















