富山県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
世界遺産である「白川郷・五箇山の合掌造り集落」構成遺跡や、日本二十五勝で特別天然記念物、且つ日本三大渓谷、特別名勝の重複選定である黒部峡谷などを有する富山県。
世界遺産、国の名勝や特別天然記念物。日本百景、滝百選や百名城、桜名所に加え、温泉地などなど富山県の観光名所についての名前と解説と地図を掲載。
富山県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
富山県の世界遺産
富山県には1件の世界遺産がある。
「白川郷・五箇山の合掌造り集落」で、そのうち五箇山の相倉集落、菅沼集落が県内に位置している。
合掌造りの集落群で、その建築様式、建築物郡の優れた景観と、文化を代表する伝統的集落が登録の基準となった。
日本有数の豪雪地帯で、白山信仰の修験者や平家伝説の伝承も残る。
合掌造りの家屋は、白川郷のそれと、相倉・菅沼集落のそれとで、入り口が屋根に対して妻側にあるか、平側にあるかなど、造りの違いがみられる。
富山県の国指定の名勝・天然記念物・三大〇〇・日本百景など
富山県では、特別天然記念物に、魚津埋没林、黒部峡谷附猿飛ならびに奥鐘山、白馬連山高山植物帯、薬師岳の圏谷群、ホタルイカ群遊海面が指定されている。
魚津埋没林は、魚津港で発見された海底に埋もれた約3000年前のスギの樹木であり、当時そこが地表であったことを示している。
魚津埋没林
2007年には「日本の地質百選」に選ばれている。
黒部峡谷は、特別天然記念物と併せて、特別名勝、日本二十五勝にも選定されている日本三大渓谷の一つである。
立山連峰と後立山連峰にはさまれたV字の渓谷で、黒部川によって削られた。
黒部峡谷
黒部ダムのダム湖を挟んで上流を「上廊下」、下流を「下廊下」と呼ぶ。
白馬連山は長野県、新潟県、富山県に跨る連山であり、薬師岳は立山連峰を形成する主要な山の一つで氷河によって削られたカール(圏谷)がみられる。
日本二十五勝には、前述の黒部渓谷と、立山が指定されている。
国の名勝は、こちらも前述の黒部渓谷と、日本一の落差を持つ称名滝が指定されている。
富山県の百選(渚、名城、滝、さくら名所)
上述の称名滝は、日本の滝百選にも選出されている。
日本一の落差を持つ滝であり、落差350m、上から70、58、96、126mの4段段瀑である。
日本の桜名所には、高岡古城公園(高岡市)、松川公園(富山市)の2カ所が選出されている。
高岡古城公園は、高岡城跡の整備公園。
松川公園は富山市を流れる松川周辺に設けられた公園で、450本のソメイヨシノが両岸に植えられている。
日本の百名城には、上記高岡城、続百名城には砺波市の増山城、富山市の富山城が選出されている。
日本の渚百選には、「雨晴海岸・松田江の長浜」と「宮崎・境海岸」の2カ所が選出されている。
雨晴海岸は、能登半島基部の富山湾西岸にあり、富山湾越しに立山連峰を望むことができる白砂青松の景勝地である。
富山県の古社寺・観光地と温泉地
富山県の温泉地としては、宇奈月温泉が名高い。黒部市の温泉で、黒部峡谷鉄道の観光トロッコ列車の拠点地である。
また、観光地としては、黒部ダム、室堂平、黒部渓谷、雪の大谷を結ぶ、立山黒部アルペンルートが有名である。
日本最大の黒部ダム、雷鳥が生息しみくりが池のある室堂平、シーズンには5mを超える雪の壁が道路の両側にそびえる雪の大谷が楽しめる、富山を代表する観光ルートである。
(外部リンク)富山県のホームページ
(外部リンク)富山県観光公式サイト「とやま観光ナビ」