【西日本編】「日本の滝百選」 直瀑・段瀑・分岐瀑。日本の名瀑 地図2分割

 

「日本の滝百選」を日本地図にプロットしました。

1990年に選定された「日本の滝百選」。日本の代表する100本の滝です。

数も多く、地図を大きくするため、全国2分割でのまとめとなりました。その西日本編です。

地図の分割上、この記事では北陸地方(福井県)、近畿地方、中国・四国地方、九州地方を掲載しています。

北・東日本は、北・東日本編へ記載されています。

【西日本編】「日本の滝百選」 直瀑・段瀑・分岐瀑。日本の名瀑 地図2分割

西日本の「日本の滝百選」
西日本の「日本の滝百選」

中部・北陸地方

 – 福井県
龍双ケ滝
(池田町)
落差60m。岩肌を流れ落ちる分岐瀑。下流には甌穴群も。
龍双ヶ滝(福井県池田町)
龍双ヶ滝(福井県池田町)

関西地方

 – 三重県
布引の滝
(熊野市)
岩肌を滑り落ちる12m、4m、8m、29mの4段段瀑。
赤目四十八滝
(名張市)
渓谷にある滝の総称。周辺はオオサンショウウオの棲息地。
七ツ釜滝
(大台町)
各滝下に滝つぼを要する段瀑。合計落差12m、幅15m。
 – 滋賀県
八ツ淵の滝
(高島市)
鴨川源流域の滝の総称。七遍返し淵、貴船ケ淵、屏風ケ淵など。
 – 京都府
金引の滝
(宮津市)
落差40m、幅20mの分岐瀑。周辺の白竜の滝、臥竜の滝を含む総称とも。
 – 大阪府
箕面滝
(箕面市)
落差33m直瀑。紅葉も映え、アクセスも良く、シーズンには混雑する。
 – 兵庫県
原不動滝
(宍粟市)
落差88mの三段段瀑。1969年発行国定公園シリーズ切手の図案。
猿尾滝
(香美町)
落差39m、2段にわたって流れ落ちる段瀑。下段が猿の尾に見える。
天滝
(養父市)
天滝渓谷にある落差98mの滝。ほぼ垂直の岩肌を豪快に落ちている。
布引の滝
(神戸市中央区)
布引渓流の4本の滝の総称。雄滝、夫婦滝、鼓滝、雌滝からなる。
 – 奈良県
双門の滝
(天川村)
上部は数段の段瀑、下部は直瀑の落差70m。日本三大難攻滝。
不動七重の滝
(下北山村)
落差100m、名の通り7段にわたって流れる段瀑。各段に滝つぼを形成。
笹の滝
(十津川村)
落差32m。上流側は直瀑の主瀑で、その下の渓流瀑がある。
中の滝
(上北山村)
大台ケ原内にある落差250mの壮大な滝。数段に分かれ岩肌を流れる。
 – 和歌山県
那智滝
(那智勝浦町)
落差133m。ほぼ垂直に流れる。1段の滝としては落差日本一。
桑ノ木の滝
(新宮市)
落差21m、幅8mの分岐瀑。周囲はヤマグワが自生。
八草の滝
(白浜町)
落差22m。断崖を流れ落ちる直瀑。
赤目四十八滝(三重県名張市)
赤目四十八滝(三重県名張市)
金引の滝(京都府宮津市)
金引の滝(京都府宮津市)
箕面滝(大阪府箕面市)
箕面滝(大阪府箕面市)
天滝(兵庫県養父市)
天滝(兵庫県養父市)

不動七重の滝(奈良県下北山村)

那智滝(和歌山県那智勝浦町)
那智滝(和歌山県那智勝浦町)

中国・四国地方

 – 鳥取県
大山滝
(琴浦町)
上段28m、下段14mの2段の滝。滝壺と2筋の滝が直線で並び美しい。
雨滝
(鳥取市)
高さ40m、幅4m。岩肌をまっすぐに落ちる直瀑。水量が多い。
壇鏡の滝
(隠岐の島町)
神社を挟んで雄滝と雌滝がある。落差40m。雄滝は裏見の滝。
龍頭八重滝
(雲南市)
雌雄2本の龍頭ヶ滝と、下流の八塩滝や滝尻滝など8瀑を併せた総称。
 – 岡山県
神庭の滝
(真庭市)
落差110m、幅20m。西日本最大級。岩肌を落ちる段瀑。紅葉スポット。
 – 広島県
常清滝
(三次市)
総計126mの三段段瀑。水量が少なく滝壺がほぼない。
 – 山口県
寂地峡五竜の滝
(岩国市)
龍頭の滝、龍尾の滝など、5瀑の総称。龍頭の滝は14m、龍尾は20mの段瀑。
 – 徳島県
大釜の滝
(那賀町)
落差20mの直瀑。水量が多く滝壺は15mといわれる。
轟九十九滝
(海陽町)
轟神社付近に点在する瀑布群の総称。主瀑は58mの直瀑。
雨乞の滝
(神山町)
総計45mの段瀑である雌滝と落差27m直瀑の雄滝からなる夫婦滝。
 – 愛媛県
雪輪の滝
(宇和島市)
花崗岩の一枚岩の斜面を300mにわたって滑り落ちる滝。
御来光の滝
(久万高原町)
石鎚山の直下にある落差102mの直瀑。滝まで3時間の山道を要す日本三大難攻滝。
 – 高知県
龍王の滝
(大豊町)
落差20mの滝。上部は小さく段になっている。大蛇伝説がある。
轟の滝
(香美市)
総計83mの3段段瀑。一番上の滝壺は直径15mの甌穴。
大樽の滝
(越知町)
落差34m。花崗岩の岩肌を流れる。悲恋物語など伝説が残る。
大山滝(鳥取県琴浦町)
大山滝(鳥取県琴浦町)

神庭の滝(岡山県真庭市)

常清滝(広島県三次市)
常清滝(広島県三次市)
轟九十九滝-本滝(徳島県海陽町)
轟九十九滝-本滝(徳島県海陽町)

雪輪の滝(愛媛県宇和島市)

轟の滝(高知県香美市)
轟の滝(高知県香美市)

九州地方

 – 佐賀県
観音の滝
(唐津市)
落差45m、幅10m。斜めの岩肌を流れ落ちる。眼病治癒の伝説が残る。
見帰りの滝
(唐津市)
高さ100m。切り立った崖を一筋に滑るように落ちる段瀑。
 – 熊本県
四十三万滝
(菊池市)
菊池渓谷内にある落差15m、幅25mの分岐瀑。幾筋にもなって岩肌を流れる。
栴檀轟の滝
(八代市)
落差70m、チャートの断崖から落ちる直瀑。かつて栴檀の大木が近くにあった。
数鹿流ヶ滝
(南阿蘇村)
阿蘇の外輪山西側の切れ目にある滝。落差60m、幅20mの直瀑。
鹿目の滝
(人吉市)
直瀑の雄滝、段瀑の雌滝、分岐瀑(渓流瀑)の平滝からなる。雄滝は落差36m。
 – 大分県
東椎屋の滝
(宇佐市)
高さ85m。断崖を垂直におちる直瀑。一筋に落ち美しい。「九州華厳」の別名。
原尻の滝
(豊後大野市)
田園の広がる平地にある滝。高さ20m、幅120mの分岐滝。「東洋のナイアガラ」の一つ。
震動の滝
(九重町)
落差83mの雄滝、同93mの雌滝からなる。どちらも段瀑。雄滝が水量が多い。
西椎屋の滝
(玖珠町)
落差83m。ほぼ垂直の断崖にかかる直瀑。滝口は狭く、下部で広がる。
 – 宮崎県
関之尾滝
(都城市)
大滝、男滝、女滝、3滝の総称。大滝は落差18m、幅40mの分岐滝。
矢研の滝
(都農町)
尾鈴山瀑布群の一つ。落差73mでいくつかの筋に分かれて落ちる。
行縢(むかばき)の滝
(延岡市)
落差77m、幅30m。岩肌で水がはじけ白い塊となって落ちる滝。
真名井の滝
(高千穂町)
高千穂峡にある滝。落差17mの直瀑。ボートで至近まで近づける。
 – 鹿児島県
龍門滝
(姶良市)
高さ46m、幅43mの分岐滝。下流側は平地に開けており、遠くから見える。
大川の滝
(屋久島町)
屋久島にある滝。落差88mで斜めの岩肌を流れ落ちる。
 – 沖縄県
マリユドゥの滝
(竹富町)
西表島の滝。落差16m、幅20mの段瀑で大きな滝壺を持ち雄大。
見返りの滝(佐賀県唐津市)
見返りの滝(佐賀県唐津市)

栴檀轟の滝(熊本県八代市)

鹿目の滝(熊本県人吉市)
鹿目の滝(熊本県人吉市)

東椎谷の滝(大分県宇佐市)

原尻の滝(大分県豊後大野市)
原尻の滝(大分県豊後大野市)
真名井の滝(宮崎県高千穂町)
真名井の滝(宮崎県高千穂町)

龍門滝(鹿児島県姶良市)

マリユドゥの滝(沖縄県竹富町)
マリユドゥの滝(沖縄県竹富町)

 


日本の滝百選

日本の滝百選は、環境庁(現・環境省)と林野庁の後援のもと、緑の文明学会、グリーンルネッサンス、緑の地球防衛基金の3団体が、企画した。日本全国から34万1292通、527滝の応募があり、最終選考で100滝となった。(Wikipedia)


西日本の「日本の滝百選」
西日本の「日本の滝百選」

北・東日本は、北・東日本編へ記載されています。

 

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