岩手県の地理・地勢と地図。
岩手県は、東北地方の北東部太平洋側に位置し、北に青森県、西に秋田県、南に宮城県、東は太平洋に面し、南西方向にある山形県とは境界を有していない。
太平洋側は南側にリアス海岸が続いており、本州最東端地もある。
内陸部は奥羽山脈と、その西側に位置する盆地が分布しており、盆地と太平洋岸以外は台地や丘陵地が広がっている。
47都道府県のうち、北海道に次いで2位の面積を有する県である。
そんな岩手県の海、山、河川に平野と盆地など、地形、地理についての名前と解説と地図を掲載。
岩手県の地理・地勢と地図。海、山、河川、平野と盆地。

岩手県の位置、山、海など
岩手県は、東北地方の太平洋側に位置し、北に青森県、南に宮城県、西に秋田県と接している。
東側は太平洋が広がっており、太平洋岸南部はリアス海岸が形成され半島と湾の入り組んだ地形となっている。
南の宮城県境から、陸前高田市を湾奧におく広田湾と広田半島、その北に大船渡市。釜石市が湾奧に位置する釜石湾に馬田岬、大槌湾、船越半島。

船越半島の北側に山田湾があり、その北に魹ヶ崎(とどがさき)が太平洋に突き出ており、これが本州最東端地である。

魹ヶ崎のある重茂半島(おもえはんとう)は、このリアス海岸の続く三陸海岸で最も大きな半島である。
重茂半島の北には宮古市のある宮古湾があり、この辺りまでがリアス海岸を形成している。

沿岸部北部は矢越岬や野田湾、久慈市のある久慈湾などがあるが、南部に比べると緩やかな海岸線で、海岸段丘が形成されている。
内陸部では、西側の秋田県との境に奥羽山脈が縦断しており、秋田駒ヶ岳、岩手山、焼石岳、栗駒山などの山々が県境に連なっている。

その東側に北上川、さらに東側の太平洋岸との間には、早池峰山(はやちねさん)や五葉山のある北上山地が広がる。
県の最高峰は岩手山。
岩手県の河川、平野と盆地
岩手県には県の中南部を南流する北上川と、県北部を北流する馬淵川の2本の一級河川が流れている。いずれも源流は県内だが、河口はそれぞれ宮城県と青森県に位置している。
このうち、県の真ん中を奥羽山脈と北上山地にはさまれて南流する北上川は、岩手郡岩手町を源流として、県庁所在地の盛岡市、花巻市、奥州市、一関市を通り宮城県へ流れている。

北上盆地を縦断しており、途中、早池峰山を源流とし遠野市を通る猿ヶ石川や奥羽山脈和賀岳を源流とする和賀川などを合流している。
猿ヶ石川は、遠野市を中心とした流域が遠野物語の舞台となっている。
また、一関市で東から合流する砂鉄川は、国の名勝で景勝地の猊鼻渓のある川である。

県の北部を北流する馬淵川は、久慈市南西の葛巻町に源を発し、二戸市を通り青森県に入っている。
途中、馬仙渓と呼ばれる付近で、県西部の八幡平を源流とし、安比高原を貫流した安比川と合流している。

その他、県内には太平洋に流れ出る二級河川もあり、小本川や閉伊川などがある。

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