神奈川県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
日本二十五勝の箱根温泉、日本百景江の島を擁し、鶴岡八幡宮や鎌倉の大仏など、自然と文化両面での観光地のある神奈川県。
日本百景、滝百選や百名城、桜名所に加え、温泉地、古社寺などなど神奈川県の観光名所についての名前と解説と地図を掲載。
神奈川県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
神奈川県の特別天然記念物・国指定の名勝・三大〇〇・日本百景など
神奈川県には、日本二十五勝に選定された箱根温泉、日本百景に選ばれた江の島がある。
箱根温泉は、言わずとしれた県西部の温泉街で、箱根町に広がる温泉街の総称として使われる。
箱根火山の麓から中腹まで温泉地が点在しており、箱根七湯として箱根湯本温泉、塔之沢温泉、宮ノ下温泉、底倉温泉、堂ヶ島温泉、木賀温泉、芦之湯温泉。そこに姥子温泉を含め箱根八湯としている。
その他にも箱根八湯に9つの温泉街を含め箱根十七湯、さらに3つ加えて箱根二十湯など、その温泉街の多さを見せている。
箱根町塔之澤付近
江の島は、相模湾岸の中央付近に突き出た陸繋島で、湘南を代表する景勝地である。
国指定の名勝には、横浜市の山手公園、三渓園、鎌倉市にある円覚寺庭園、建長寺庭園、瑞泉寺庭園、箱根町の神仙郷が指定されている。
三渓園は横浜市にある17.5haの庭園で園内に17棟の日本建築がある。
山手公園は日本初の洋風公共庭園で、日本のテニス発祥の地とされている。
円覚寺、建長寺、瑞泉寺はいずれも鎌倉市にある寺。
各寺の庭園が名勝に指定されている。
円覚寺庭園は妙香池と呼ばれる池を中心に造営されており、建長寺庭園は仏殿前のビャクシンの植栽や方丈裏の庭園が指定。
瑞泉寺は、寺自体が神奈川県内随一の花の寺で、紅葉の名所としても知られる。名勝に指定されている庭園は、鎌倉に残る唯一の鎌倉時代の庭園である。
神奈川県の百選(渚、名城、滝、さくら名所)
神奈川県では、早戸大滝(相模原市)と洒水の滝(山北町)の2瀑が日本の滝百選に選出されている。
早戸大滝は落差50mを誇り、幻の滝と呼ばれるほど滝までの道が険しい。
洒水の滝は3つの滝の総称で一の滝69m、二の滝16m、三の滝29mを誇る。
日本さくら名所100選には、衣笠山公園(横須賀市)、小田原城址公園・城山公園(小田原市)、神奈川県立三ツ池公園(横浜市)の三か所が選ばれている。
日本の100名城には小田原市の小田原城、続日本100名城には、横浜市の小机城と小田原市の石垣山城が選出されている。
小田原城は1417年に築城された平山城で復興天守閣があり、石垣、土塁、水堀などの遺構が残っている。
戦国時代には北条氏が、秀吉の天下統一後は後北条氏、江戸時代には家康の腹心であった大久保忠世から続く大久保氏が居城とした。
小机城は、1438年頃の築城といわれ、1478年に太田道灌により廃城された。その後、戦国時代に一度修復されるも、家康の関東入りとともに廃城とされている。
石垣山城は、秀吉の小田原征伐に際し、80日で築城され、完成後10日ほどで小田原城が落ちたため、その役割を終えている。
現在は石垣山一夜城歴史公園として整備されている。
神奈川県内では日本の渚百選に、鎌倉市の七里ヶ浜海岸、大潮町の照ヶ崎海岸(こゆるぎの浜)、葉山町の葉山海岸の3か所が指定されている。
神奈川県の古社寺・名刹と温泉地。
神奈川県では、鎌倉時代に新宗の成立など寺社にかかわる日本仏教の変革が起き、当時の中心地であった鎌倉には、現在も多くの寺社があり、それらも一つの観光資源となっている。
上述の国の名勝に指定されている三寺の他、鎌倉の大仏で有名な鎌倉大仏殿高徳院、40種類約2,500株のアジサイが群生し「あじさいの径」の散策が有名な長谷寺などがある。
そのほか、鎌倉初代将軍頼朝のゆかりの神社で、鎌倉源氏の氏社である鶴岡八幡宮が知名度が高い。
鶴岡八幡宮(鎌倉市)
温泉地としては、上述の箱根温泉があげられる。
箱根温泉二十湯以外にも、静岡県との県境には湯河原温泉があり、こちらは夏目漱石や芥川龍之介、国木田独歩の著作舞台としても有名である。
その他の観光地としては、横浜赤レンガ倉庫や、横浜中華街、東京湾要塞猿島砲台跡の残る猿島(横須賀市)などが人気である。
(外部リンク)神奈川県のホームページ
(外部リンク)神奈川県公式観光サイト「観光かながわNOW」