新潟県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
日本百景では阿賀川に加茂湖、笹川流、特別天然記念物の白馬連山高山植物帯に尾瀬、日本三大渓谷「清津峡」を有する新潟県。
そんな新潟県の国の名勝や、日本百景、滝百選や百名城、桜名所に加え、温泉地、古社寺などなど〇〇県の観光名所についての名前と解説と地図を掲載。
新潟県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
新潟県の国指定の名勝・天然記念物・三大〇〇・日本百景など
新潟県には、日本百景に選ばれた阿賀川、加茂湖、笹川流、尾瀬沼がある。
阿賀川は、福島県の尾瀬を源流とする大川と、福島県と栃木県の県境にある荒海山を源流とする荒海川が合流し福島県から新潟県、日本海への流れ出る河川で、信濃川とともに越後平野を形成した大河川である。
阿賀野川きりん橋
新潟県内では、阿賀野川と呼ばれるが、日本百景での名称は「阿賀川」であり、新潟県での登録となっている。
加茂湖は、佐渡島にある汽水湖で、新潟県最大、且つ、日本の離島で最大の湖である。
加茂湖(佐渡市)
笹川流は、村上市にある全長11キロメートルの海岸で、奇岩や岸壁、洞穴などが見所の海岸景勝地である。
笹川流(村上市)
新潟県内では特別天然記念物に富山県・長野県との県境にある白馬連山の高山植物帯が指定されている。
また、同様に特別天然記念物として日本百景にも選定されている尾瀬が指定されている。
福島県、群馬県、新潟県の県境にまたがる高原で、1万年前に形成された湿原「尾瀬ヶ原」が中心である。
ミズバショウなど湿原特有の植物の宝庫であり、湿原には木道が設えられ観光地化されている。
そのほか、国の名勝には佐渡の海府海岸や小木海岸、上述の「笹川流」に津南町や十日町市の「田代の七ツ釜」、日本三大峡谷の清津峡などが指定されている。
田代の七ツ釜は、苗場山系を源流とする釜川にある7つの滝つぼの事である。
新潟県の百選(渚、名城、滝、さくら名所)
新潟県内では、日本の滝百選に鈴ヶ滝(村上市)、苗名滝(妙高市)、惣滝(妙高市)の3滝が選出されている。
鈴ヶ滝は、落差55mで水量が多く豪快な滝、苗名滝は長野県境にある直瀑、惣滝は高さ80mの直瀑である。
日本の100名城には、上越市の春日山城、新発田市の新発田城が選出されている。
春日山城は南北朝時代に築城された山城で上杉謙信の城として知られる。
新発田城は、鎌倉時代初期に築城されたとされる平城で、現在では堀や櫓の遺構の他、国の重要文化財に指定されている本丸表門が残り、三階櫓などが復元されている。
続日本の100名城には、上越市の高田城、妙高市の鮫ヶ尾城、村上市の村上城が指定されている。
上越市の高田城は、その城址公園が日本さくら名所100選に選定されている。
高田城址公園の他は、五泉市の村松公園と、信濃川の分水路である燕市の大河津分水がさくらの名所100選に選出されている。
日本の渚百選には、柏崎市の鯨波・青梅川海岸、佐渡市の尖閣湾が選出されている。
尖閣湾は、国の名勝「佐渡海府海岸」の北にあり、奇岩と絶壁の美景がある。
新潟県の古社寺・観光地と温泉地
新潟の温泉地としては、越後湯沢温泉が著名である。川端康成の「雪国」の舞台であり、近年リゾート客が多い。
そのほか、村上市にある瀬波温泉は日本海に沈む夕日がみられ、松之山温泉は積雪4mをい超える降雪地帯にあり、十数軒の旅館がある温泉街となっている。
松之山温泉
新潟県の寺社仏閣ととしては、越後一宮として古い歴史を持つ弥彦神社があげられる。
地元では「おやひこさま」として信仰を集め、2400年以上の歴史を持ち、万葉集にも詠われている。
彌彦神社(弥彦村)
(外部リンク)新潟県のホームページ
(外部リンク)新潟県観光協会「にいがた観光ナビ」