秋田県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
世界自然遺産「白神山地」のブナの天然林や、特別天然記念物の玉川温泉の北投石、日本八景の十和田湖に日本最深の湖田沢湖、竿灯まつりに大曲の花火大会、横手かまくらなどが著名な秋田県。
国の名勝や、日本百景、滝百選や百名城、桜名所に加え、温泉地、古社寺などなど秋田県の観光名所についての名前と解説と地図を掲載。
秋田県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
秋田県の世界遺産
秋田県には世界自然遺産「白神山地」がある。
秋田県と青森県にまたがる山塊の総称で、「人の影響をほとんど受けていない原生的なブナの天然林が世界最大規模で分布」との理由で登録されている。
県北部で青森県に跨った169.71平方kmの範囲が登録されており、秋田県側はそのうち26%ほどの範囲に当たる。
ブナの原生林とともに、ツキノワグマやクマゲラ、キツツキ、イヌワシなどの鳥類、カモシカ、山根、ニホンザルの群れなど、多くの野生動物が確認されている。
秋田県の特別天然記念物・国指定の名勝・三大〇〇・日本百景など
秋田県では、日本八景に十和田湖、日本百景に男鹿半島、鳥海山、田沢湖が指定されている。
十和田湖は県北東部にあり青森県とにまたがる湖で、面積では日本で12番目、水深では日本で3番目に深い湖である。
男鹿半島はもともとは島だったが砂洲でつながり、基部にあった八郎潟湖が干拓されたため現在は陸続きとなり半島化している。
なまはげの生まれた地域で、現在でもその文化が残る。
鳥海山は県南部で山形県との境にまたがる活火山で、出羽富士として親しまれている。
田沢湖は県中部東側にある湖。日本最深の423.4mの水深をもつ。
水深2位は北海道の支笏湖だが、3位が上述の十和田湖で、秋田県には水深1位と3位の湖があることになる。
特別天然記念物には、玉川温泉の北投石が指定されている。
北投石は鉛やラジウム等は含み放射性を持つ鉱物で、台湾の北東温泉と玉川温泉でのみ産出される。
健康に良い、末期癌をも治すなどとしてマスコミ等で取り上げられたため、現在採取が禁止となっているにも関わらず、しばしば盗掘の被害にあっている。
特別史跡には、鹿角市にある縄文時代の配石遺跡「大湯環状列石」が指定。
ストーンサークルと、掘立柱建物跡、竪穴式住居跡などがある。
特別名勝には上述の十和田湖、国の名勝には奈曽の白瀑谷などが指定されている。
秋田県の百選(渚、名城、滝、さくら名所)
秋田県内では、日本さくら名所100選に真人公園(横手市)、千秋公園(秋田市)、桧木内川堤・角館武家屋敷(仙北市)の3ヵ所が指定されている。
仙北市の桧木内川堤・角館武家屋敷は、江戸時代に栄えた角舘の城下町に並ぶ武家屋敷と、その敷地内から黒塀を超えて四垂落ちる桜の枝が美景を作る桜の名所である。
日本の滝百選には、落差60m、7段の段瀑の「七滝」(小坂町)、2時間の沢登を要する日本三大難攻滝のひとつ「茶釜の滝」(鹿角市)、落差57mの渓流瀑「法体の滝」(由利本荘市)、中ノ又渓谷奥部にある計90mの落差の2段の段瀑「安の滝」(北秋田市)の4カ所が指定されている。
日本の渚100選には、鵜ノ崎海岸(男鹿市)、象潟海岸(にかほ市)が選出されている。
日本の100名城には秋田市の久保田城、続日本の100名城には秋田市の秋田城、男鹿市の脇本城が選出されている。
久保田城は、久保田藩主佐竹氏の居城であった城で、上述の日本さくら名所100選の千秋公園は、この久保田城址の整備公園である。
土塁や堀、門などの遺構が残り、復元櫓がある。
久保田城と同じ秋田市にある秋田城は、古代の城柵であり、奈良~平安時代の世紀~11世紀に機能していたと考えられている。
脇本城は、男鹿半島の南岸にあり標高100mほどの丘陵を活かした山城で、東日本屈指の規模を誇る。江戸時代に入る直前に廃城になったと考えられている。
秋田県の古社寺・名刹と温泉地。
秋田県の温泉地では、上述の特別天然記念物である北投石が産出される玉川温泉や、田沢湖の北東に位置する乳頭温泉郷などがあげられる。
また、6mほどの巨岩に何本もの巨木の根が張り、岩の上が小さな森となっているネコバリ岩(根古波離岩)や、大仙市の「大曲の花火」、横手市の「横手かまくら」、東北三大祭の「秋田竿燈まつり」など伝統的な祭も著名である。
(外部リンク)秋田県のホームページ
(外部リンク)秋田県公式観光サイト「アキタファン」
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