山形県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
日本三大急流の最上川や日本百景の鳥海山、特別天然記念物の羽黒山の杉並木に東根の大ケヤキなど、自然物由来の観光地に、国の名勝の山寺、幻想的な雰囲気の銀山温泉など文化的な観光地も有する山形県。
国の名勝や特別天然記念物、日本百景、滝百選や百名城、桜名所に加え、温泉地、古社寺などなど山形県の観光名所についての名前と解説と地図を掲載。
山形県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
山形県の特別天然記念物・国指定の名勝・三大〇〇・日本百景など
芭蕉の句でも有名な日本三大急流最上川のある山形県。
最上川は一つの都道府県を流れる河川(複数の都道府県をまたがない)としては、国内最大で、229㎞の長さを有する。
同じ日本三大急流の球磨川も一つの都道府県を流れる川であるが、その流路延長は115㎞であり、最上川の長さがうかがえる。
山形県では日本百景に県北部の鳥海山、特別天然記念物に羽黒山のスギ並木と、東根の大ケヤキが指定されている。
日本百景鳥海山は山形県とにまたがる活火山で標高2236m、出羽富士や庄内富士と呼ばれ親しまれている。日本百名山、日本百景、日本の地質百選、国史跡。
羽黒山のスギ並木はスギ並木そのものよりも、そこにある五重塔の方が著名。
スギは羽黒山の爺スギと呼ばれ、五重塔の隣に立ち樹齢1000年を超えるといわれる。
東根の大ケヤキは、東根小学校の校庭に隅にあるケヤキの巨木で、樹齢1000年とも1500年とも推定されている。
ケヤキとしては日本一の巨木といわれ、群馬県の原町のケヤキ、山梨県の三恵のケヤキと共に日本三大ケヤキとされている。
山形県の百選(渚、名城、滝、さくら名所)
日本のさくら名所100選には、烏帽子山公園(南陽市)、鶴岡公園(鶴岡市)の二ヵ所が選出されている。
烏帽子山公園は樹齢120年のソメイヨシノをはじめ、エドヒガンの群生地など、25種1000本の桜が咲き誇り「烏帽子山千本桜」とも称される桜の名所である。
鶴岡公園は鶴岡市の鶴ヶ岡城址の整備公園でソメイヨシノなど750本が咲き誇る。
日本の滝百選には、滑川大滝(米沢市)、七ツ滝(鶴岡市)、白糸の滝(戸沢村)が選出されている。
滑川大滝は落差80m、幅40mの、岩肌を流れ落ちる滝。
七ツ滝は、最上峡の滝群「最上四十八滝」最大の滝で対岸に草薙温泉がある。
白糸の滝は、落差90mの分岐瀑。付近は100mは深い谷で断崖が続いている。滝壺近くに朱の鳥居が建ち、秋の紅葉や冬の雪景色など、壮美な景色の中流れ落ちている。
日本百名城には、最上氏、鳥居氏の居城で、江戸時代山形藩の藩庁のおかれた山形市の山形城が選出されている。
続日本百名城には、鶴ヶ岡城(鶴岡市)と米沢城(米沢市)が選出されている。
鶴ヶ岡城は、江戸時代庄内藩の藩庁が置かれた平城で、前述の通り現在は鶴岡公園に整備されている。
米沢城は江戸時代は米沢藩の藩庁が置かれた平城。上杉景勝、上杉鷹山ら歴代藩主が居城した城で現在は場内に上杉神社が建立されている。
また、戦国時代には伊達家が本拠地としており、伊達政宗が出生した城でもある。
日本の渚100選には、荒崎(酒田市)と由良海岸(鶴岡市)の二ヵ所が選出されている。
山形県の古社寺・名刹と温泉地。
山形県内の温泉地としては、近年そのレトロな雰囲気から著名となった銀山温泉や、樹氷で有名な蔵王にある蔵王温泉などがあげられる。
特に冬場は、銀山温泉では雪と旅館の灯が幻想的な美景を作り、蔵王温泉近くでは樹氷のライトアップが行われている。
そのほか、酒田市の山居倉庫は、1893年米穀取引所の倉庫として建設され現在12棟が残る倉庫群で国の史跡に指定されており、近年ではライトアップも行われている。
また、遊佐町の水平線を望む海岸に彫られた22体の磨崖仏十六羅漢岩や、前述の米沢城跡にある上杉神社、加茂市のクラゲで著名な加茂水族館などの観光地が著名である。
(外部リンク)山形県のホームページ
(外部リンク)山形県公式観光サイト「やまがたへの旅」