千葉県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
日本二十五勝の利根川の河口を有し、日本百景の鏡ヶ浦や清澄山、特別史跡の加曾利貝塚のある千葉県。房総半島一帯をその県域とし、太平洋、東京湾に囲まれた地形から渚百選には4カ所が選出されている。
そんな千葉県の国の名勝や、日本百景、滝百選や百名城、桜名所に加え、温泉地、古社寺などなど観光名所についての名前と解説と地図を掲載。
千葉県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
千葉県の特別天然記念物・国指定の名勝・三大〇〇・日本百景など
千葉県には、日本二十五勝に選出されている利根川が流れている。
日本三大河川の筆頭で坂東太郎の異名を持つ三大暴れ川である。群馬県の大水上山を源流として、群馬、埼玉、茨城、千葉の4県を流れる。
河川の規模は日本最大級で、首都圏の水源として重要な役割を持つ。
江戸時代にはその流路を大きく変更された歴史がある。
日本百景には、鏡ヶ浦と清澄山の2カ所が選定されている。
鏡ヶ浦は館山湾の事で、東京湾に面し館山市の洲崎と南房総市の大房岬を結んだ線の内側が範囲とされる。
北、東、南を囲まれた地形から春~秋には鏡面の様に静かな湾になることからその呼び名がついた。
館山湾(鏡ヶ浦) 潮音台展望台から
清澄山は鴨川市にある千葉県で3番目に高い山で、日蓮宗大本山の清澄寺がある。
養老川や小櫃川の源流のある山である。
日蓮宗千光山清澄寺
特別史跡には、縄文時代の遺跡で千葉市にある日本最大級の貝塚である加曾利貝塚が指定されている。
貝塚周辺には小型貝塚や住居跡が広く分布している。
鴨川市の内浦湾から南東方向の入道ヶ岬にかけてはタイの群生地としてしられ、鯛の浦と呼ばれる。
鯛の浦タイ生息地として国の天然記念物に指定されている。
その他国指定の名勝として、海食崖の景勝地である屏風ヶ浦などが指定されている。
千葉県の百選(渚、名城、滝、さくら名所)
千葉県内では、日本のさくら名勝100選に、清水公園(野田市)、泉自然公園(千葉市)、茂原公園(茂原市)の3か所が指定されている。
清水公園は野田市の名産である醤油の醸造家が整備開園した公園で120年超の歴史を持つ。
泉自然公園は1969年開園の都市公園、茂原公園も都市公園で昭和初期の開園とされ、現在では2850本の桜が植えられている。
日本の100名城には佐倉城(佐倉市)が県内唯一の指定である。
江戸時代に佐倉藩の藩庁があった城で、築城は戦国時代に始まったものの、命じた千葉氏の暗殺などによって頓挫、江戸時代に入って築城が再開・完成された歴史を持つ。
現在は、堀や土塁の遺構が残る。
続日本の100名城には、大多喜城(大多喜町)、本佐倉城(酒々井町)の2カ所が選定されている。
大多喜城は房総半島南部東側夷隅郡にある城跡で、戦国時代に築城され明治4年に廃城されている。
現在は再建天守が鎮座し、土塁や堀切、郭の遺構が残る。
本佐倉城は上記の佐倉城を築城を命じた千葉氏の後期本拠地となった城で1400年代後半の築城。江戸時代に佐倉城が完成したのに伴い廃城となった。
日本の渚百選には、鵜原・守谷海岸(勝浦市)、犬吠埼君ヶ浜海岸(銚子市)、前原・横渚海岸(鴨川市)、九十九里浜が選定されている。
鵜原・守谷海岸と前原・横渚海岸は房総半島南東部で太平洋に面した海岸で、犬吠埼君ヶ浜海岸は茨城県との県境に近い犬吠埼の北側にある海岸である。
九十九里浜は上記犬吠埼の西側で南側に突き出た刑部岬から、南西へ約66㎞続く日本最大級の砂浜である。
千葉県の古社寺・名刹と温泉地。
千葉県の温泉地としては、旅館、民宿が養老川沿いに点在する養老温泉、太平洋を望みレジャー施設、リゾートホテルが中心の鴨川温泉などがあげられる。
鴨川温泉
また、節分のイベントで有名な成田市の成田山新勝寺や香取市の香取神宮などの寺社仏閣も著名である。
鋸山日本寺展望台の地獄のぞきのような観光名所、東京ディズニーリゾートや東京ドイツ村など、東京と名の付く千葉県内のアミューズメント施設もある。
(外部リンク)千葉県のホームページ
(外部リンク)千葉県公式観光情報サイト「まるごとe! ちば」