東京都の観光地・名所・名刹・百選と地図。

世界自然遺産に登録されている小笠原諸島や、世界的な規模の世界文化遺産であるで遺産である「ル・コルビュジエの建築作品」の構成遺跡「国立西洋美術館」、日本百景の奥多摩渓谷や高尾山を有する、言わずと知れた日本の首都、東京都。

そんな東京都の国の名勝や、日本百景、滝百選や百名城、桜名所に加え、温泉地、古社寺などなど観光名所についての名前と解説と地図を掲載。

 

東京都の観光地・名所・名刹・百選と地図。

 

東京都の世界遺産

東京都には二つの世界遺産がある。

一つは、東京から南南西へ約900㎞の絶海にある小笠原諸島。

世界自然遺産に指定された固有の自然を有する島々である。

小笠原諸島自体は30余りの島からなり、海に隔たれた島々に生息する生物の生態系や多様性、自然景観と地形・地質がその登録基準となっている。

小笠原諸島の島々のうち20島程度が指定され、そのうち父島、母島の集落地域の一部を除いている。

諸島の形成以来、大陸と陸続きになったことがなく、多くの固有種が生息している。

成長に淡水が必要な両生類はおらず種が海を渡れない椎や樫類がないといった種の限定がある反面、その下での種の分化と拡散がみられるなど、独自の生態系がある。

 

 

もう一つは、構成遺産が世界中に散らばる「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の一部である「国立西洋美術館」である。

建築家ル・コルビュジエの日本唯一の設計建築物で西洋の美術作品を専門とする美術館である。

1階は本来はピロティ構造であったが、現在ではガラスの外壁が設置され室内となっている。

 

東京都の特別天然記念物・国指定の名勝・三大〇〇・日本百景など

 

東京都では、特別天然記念物に大島のサクラ株が指定されている。

関東以南の島嶼部に多く分布している桜の品種「オオシマザクラ」の株で樹齢は推定800年、幹の周囲は7mもある。

 

特別史跡に、旧浜離宮庭園、江戸城跡、小石川後楽園が指定されている。

旧浜離宮庭園と小石川後楽園は、いずれも特別名勝にも重複指定されている。

特別名勝には上記2件の他、六義園が指定されている。

江戸城跡は現在の皇居で、旧浜離宮庭園は甲府藩下屋敷から徳川家別邸を、小石川後楽園がその起源を水戸徳川家の江戸屋敷に持っており、いずれも徳川家にまつわる史跡である。

六義園は、徳川5代将軍綱吉の側用人が造営した大名庭園である。

 

東京都の日本百景は奥多摩渓谷と高尾山、日本三名橋には日本橋が指定されている。

日本橋は、日本橋川にかかるアーチ橋で五街道の起点となっており、国の重要文化財に指定されている。

東京都の百選（渚、名城、滝、さくら名所）

 

東京都で指定されている百選は以下の通り。

 

日本さくら名所100選に、井の頭恩賜公園(武蔵野市)、隅田公園(墨田区)、小金井公園(小金井市)、上野恩賜公園(台東区)、新宿御苑(新宿区)が指定されている。

 

日本の滝百選には、檜原村の払沢の滝が都内唯一の指定である。

 

日本の百名城には、江戸城(千代田区)、八王子城(八王子市)、続日本の百名城には滝山城(八王子市)、品川台場(港区)が指定されている。

江戸城は、上述の通り現在の皇居である。

八王子城は小田原城の支城の山城で、当時の絵図は残っていないものの、城郭図と、石垣、曲輪、御主殿跡、堀切などの遺構が残っている。

 

滝山城は戦国時代に存在した城である。

元来の複雑な地形を巧く利用した天然の要塞で、関東随一の規模且つ中世城郭の傑作と言われる。

現在、本丸や空堀、曲輪、土塁などが残っており、その保存状態も良い。

 

品川台場は江戸時代後期に外国船来航の脅威から築造された砲台である。

日本の渚百選には、江戸川区の葛西海浜公園 東なぎさ・西なぎさと、伊豆諸島の伊豆大島にある筆島が指定されている。

 

東京都の古社寺・名刹と温泉地。

雷門の有名な浅草寺やその表参道にある仲見世通り、例年初詣での参詣客数1位となる明治神宮などが寺社仏閣として著名である。

前述の日本百景の高尾山も、登山客が多く、登山客数全国1位を誇っている。

また、中央区の歌舞伎座や台東区の上野動物園、墨田区の東京スカイツリーに港区の東京タワーなど、著名な観光地は枚挙に暇がない。

 

（外部リンク）東京都のホームページ

（外部リンク）東京都公式観光サイト「GO TOKYO」