徳島県の観光地・名所・名刹・百選と地図。
鳴門の渦潮などの自然由来の名所の他に、日本の原風景とも言える秘境の景観を残し、歴史的に価値の高い古社寺や城跡も数多く残る徳島県。
国の名勝や、日本百景に数えられる鳴門や大歩危小歩危、滝百選や渚百選、桜名所に加え、温泉地、古社寺などなど徳島県の観光名所についての名前と解説と地図を掲載。
徳島県の観光地・名所・名刹・百選と地図。

徳島県の特別天然記念物・国指定の名勝・三大〇〇・日本百景など
徳島県の特別天然記念物は、樹齢1000年以上と推定され日本一のクスの木として現在も樹勢が旺盛な巨木、加茂の大クスが指定されている。
国の名勝は、2億年の月日をかけて吉野川に削られてできた渓谷である大歩危小歩危(三好市)と、潮流によって引き起こされるジェット渦で有名な鳴門の渦潮(鳴門市)が指定されており、この2ヶ所は同時に日本百景にも選出される名所である。


徳島県の日本百景には他に、王余魚の滝(轟の滝)と祖谷渓が選出されている。

祖谷渓のある祖谷村は三大秘境に選ばれ、古くからの日本の原風景が今も残る場所となっている。
祖谷村の絶景スポットの1つが三奇橋にも数えられるかずら橋で、シラクチカズラという植物のツルで作られており、その珍しい景観に多くの観光客が訪れている。
徳島県には、江戸時代の街並みを残す伝統的建造物群保存地区がある。脇町・うだつの町並みは藍と繭による商業で栄えた江戸の暮らしぶりを今に伝えている。

徳島県の百選(渚、名城、滝、さくら名所)
滝百選には雨乞の滝(神山町)、大釜の滝(那賀町)、四国一の大滝である轟の滝に代表される大小様々な滝の集まりである轟九十九滝(海陽町)が選出されている。

渚百選には、アカウミガメの産卵地として知られる大浜海岸(海部郡美波町)と、広大な松林が広がり海水浴場としても人気の高い北の脇海岸(阿南市)の2ヶ所が選ばれている。
古くからサクラとツツジの名所として知られてきた西部公園(徳島市)は、昭和60年頃からサクラを活かした公園整備を進め、現在は日本さくら名所100選に選出される公園となっている。

また、徳島県には名城の史跡も多く残り、現在は復元された城門のみが残る徳島城(徳島市)は日本の100名城に数えられている。
勝瑞城(藍住町)は室町時代から安土時代に大きく栄えた城跡として貴重な遺跡となっており、同じく跡が残っている一宮城(徳島市)と共に続日本100名城に選出された。

徳島県の古社寺・名刹と温泉地
徳島県を代表する秘境である祖谷渓は、知る人ぞ知る温泉地としての一面も持っている。ケーブルカーを使って谷底にある露天風呂に降りていくことができる。

他にも神山温泉は明治や大正の頃から栄え、現在も多くの人が訪れる温泉地となっている。
名刹として有名なのは、四国八十八か所の霊場の第一番として知られる霊山寺である。
聖武天皇や弘法大師に由来する釈迦誕生仏像が収められており、長い旅路の出発点として選ばれた。現在に至るまで多くの人々が足を運ぶ名所である。

四国八十八か所の二十三番として数えられている薬王寺も厄除けの寺として有名な名刹で、ここも起源は726年の聖武天皇の勅令を受けた行基菩薩まで遡る、古来より伝わる由緒ある寺社となっている。


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