京都府の観光地・名所・名刹・百選と地図。
長い間日本の中心として栄えてきた古い歴史があり、古都としての趣と文化を備えた京都府。
古都として、日本で有数の観光地となっている京都市にとどまらず、日本三景「天橋立」や伊根の舟屋の風景など、自然と調和した風景も有する。
国の名勝や、日本百景、滝百選、桜名所、名城に加え、温泉地、古社寺などなど京都府の観光名所についての名前と解説と地図を掲載。
京都府の観光地・名所・名刹・百選と地図。
京都府の世界遺産
京都府には一つの世界遺産がある。
一つといっても、17件の構成資産のうち16件が京都府にあり「古都京都の文化財」として登録されている。
構成資産は、賀茂別雷神社 (上加茂神社)、賀茂御祖神社 (下鴨神社)、高山寺、西芳寺 (苔寺)、教王護国寺 (東寺)、天龍寺、清水寺、鹿苑寺 (金閣寺)、慈照寺 (銀閣寺)、醍醐寺、龍安寺、仁和寺、西本願寺 (本願寺)、二条城 (以上、京都市)。
宇治市で、平等院 、宇治上神社 (以上、宇治市)の京都府内16件。
それに資産としては滋賀県大津市の延暦寺とその境内である比叡山の全域を含む。
構成資産は、それぞれ国宝建造物があるか、庭園などが特別名勝に指定されている。
京都府の特別天然記念物・国指定の名勝・三大〇〇・日本百景など
上述の通り、特別名勝には世界遺産「古都京都の文化財」の構成資産との重複が多く、慈照寺庭園、鹿苑寺庭園、西芳寺庭園、醍醐寺三宝院庭園、二条城二之丸庭園、本願寺大書院庭園、龍安寺方丈庭園、天龍寺庭園が重複している。
世界遺産に含まれない特別名勝は、金地院庭園、浄瑠璃寺庭園、大仙院書院庭園、大徳寺方丈庭園、法金剛院青女滝 附 五位山と、天橋立が指定されている。
天橋立は、日本三景にも数えられ、後述の日本の渚百選にも選出されている。
特に海外からの観光客に人気の千本鳥居で有名な伏見稲荷大社は、日本にある稲荷神社の総本社で、日本三大稲荷に選ばれている。
そのほか、日本百景には、宇治市の宇治川、京都市西部の保津川が指定されている。
国の名勝には宇治市の宇治山、相良郡笠置町の笠置山、府北部で日本海に面した琴引浜、大阪府・兵庫県との府境に近い瑠璃渓、京都市西部の嵐山など、府内では全62件が選出されている。
瑠璃渓渓谷
京都府の百選(渚、名城、滝、さくら名所)
京都府内の日本の渚百選には、日本三景の天橋立、国の名勝である琴引浜、丹後半島東海岸にある伊根湾の舟屋群が選ばれている。
日本の滝百選は、府北部の宮津市にある金引の滝の一選のみである。
日本のさくら名所百選には、世界遺産の醍醐寺、同じく世界遺産で、桜そのものが国の名勝に指定されている仁和寺の御室桜、国の名勝の笠置山、紅葉も有名な嵐山の4件が選ばれている。
嵐山の桜と渡月橋
日本の百名城には、世界遺産の二条城が、続百名城には、明智光秀が改称、改修を行った福知山城が選出されている。
京都府の古社寺・観光地と温泉地
京都府には、上述した以外にも観光地や温泉地がある。
観光地としては、舞鶴市と舞鶴湾を一望できる五老スカイタワー、同じく舞鶴市の舞鶴赤レンガ倉庫群は旧日本海軍の軍需本部だった場所で、今も当時の面影を十分に残している。
丹後半島北海岸には、丹後松島と呼ばれる景勝地もありリアス海岸の作り出す断崖と奇岩が連続している。
温泉地としては、亀岡市の湯ノ花温泉、天橋立近くの宮津温泉、日本海に面した夕日ヶ浦温泉などがある。
夕日ヶ浦温泉は浜詰温泉とも呼ばれ、日本の夕日百選にも選ばれた夕日ヶ浦(浜詰海岸)近くに温泉街が広がっている。
(外部リンク)京都府のホームページ
(外部リンク)京都府観光連盟公式サイト「京都府観光ガイド」