大分県の絶景。橋の絶景、山の絶景、滝と渓谷の絶景
各都道府県が誇る絶景を「〇〇の絶景」というジャンル別で紹介。
この記事では、大分県の橋の絶景、山の絶景、滝と渓谷の絶景として、それぞれ3つの絶景を掲載しています。
紅葉の山に延びる日本最大級の歩行者用吊橋、温泉街を見守る名峰、東洋のナイアガラと呼ばれる瀑布など、大分県の絶景をお楽しみください。
その他、夕日・朝日の絶景、奇岩・巨岩の絶景、階段の絶景は別ページに。
全6ジャンルで、サイト私選の三景ずつ。大分県のフォトジェニックと映え、絶景にスポットを当てました。
大分県の絶景。橋の絶景、山の絶景、滝と渓谷の絶景
大分県の橋の絶景
まず、大分県の橋の絶景からです。
橋の絶景一つ目は、宇佐市院内町に点在する石橋群を選出しました。
古い石橋、特にアーチ橋の多く残る宇佐市の院内町には、75基の石橋(そのうりアーチ橋は64基)があり、その密度は日本一と言われまます。
石橋を作るための石工が多かったこと、材料となる石が豊富に採掘できたこと、また渓谷を形成しておりこの地域に頑丈な石橋が必要だったことなどから、石橋が多く残っているそうです。
その荘厳な佇まいとノスタルジックな立ち姿、水面や周辺の樹々の彩なども含め、フォトスポットの多い地域となっています。
二つ目は、九重町にかかる九重夢大吊橋です。
長さ390m、高さ173mで、歩行者専用としては日本一の高さの吊り橋です。
周辺は原生林や日本の滝百選選出の滝が落ち、紅葉のメッカ。
赤や黄に色づく山々に、スッと伸びる吊橋がスタイリッシュな景勝地となっています。
三つ目の橋の絶景は、耶馬渓橋です。
前述の院内町の石橋と同じく、アーチ橋ではあるものの、こちらは8連アーチという珍しい形式の橋です。
石造りの8連アーチ橋は日本で唯一、その橋の長さとしても116mを誇り日本最長の石造りアーチ橋です。
県内の他の地域や隣県の熊本県にみられる石造りアーチ橋とは異なり、石積みが水平に積まれたその姿はどこか異国情緒を生んでいます。
大分県が誇る山の絶景
大分県が誇る山の絶景は、次の3件を選出しました。
まずは、九重山です。
ここでは、県南西部に位置する火山群と周辺を含んだ地域を想定しています。
九州本土最高峰の中岳や三俣山、周辺の高原や湿地帯である坊ガツルなど、地形に富み、高原特有の植生がみられます。
春は野焼きの黒やその後の花々の彩、夏の草の茂り、秋の紅葉に冬の雪景色と、一年を通して美景がみられます。
二つ目の山の絶景は、玖珠町の伐株山です。
県西部の玖珠町にあるメサと呼ばれる卓上台地で、その名の通り、切り株に見える形をしています。
整った山の形を遠景に、近景には久大線の車両を用いる構図や、山の上から見下ろし、水田に反射した光の美景がみられます。
また頂上近くには「ハイジのブランコ」と呼ばれるブランコが設営されており、角度によっては空を揺れるブランコを撮ることができます。
伐株山(玖珠町)
山の絶景三つ目は、由布岳です。
湯布院と別府の間にある標高1583mの山で、豊後富士の異名を持ちます。
県のランドマークといえる山で、一年を通して様々な表情を見ることができます。
中腹の展望台でもある狭霧台から霧の向こうに頂上を出す姿、山肌を白く染めた冬の姿、春の萌える草木の色に、夕日を山頂に受けて赤く染まる姿など、その時々の雄姿を見せる山です。
大分県の滝と渓谷の絶景
大分県の滝と渓谷の絶景は、次の三件を選出しています。
一つ目は、由布川渓谷です。
由布川の上流部にあり、高さ15m~60mの断崖に挟まれた峡谷で、長さは約12km。
苔むした岩肌に幾重もの滝が流れ落ち、谷底から岩肌と狭い空の見える幻想的な景観が広がります。
川底には限られた場所からしか降りることができないため、知る人ぞ知る美景となっています。
二つ目は、湯布院の金鱗湖です。
大分川の源流の一つとされ、金鱗湖に朝霧がかかる幻想的な風景は湯布院の代表的な景色となっています。
朝霧の幻想的な風景に加え、風がなく水面の落ち着いたタイミングでは、水面に反射する樹々や山々の風景を楽しむことができます。
特に、紅葉の時期や若葉の時期は、逆さ風景も映えるフォトジェニックな場所です。
三つ目は、原尻の滝です。
東洋のナイアガラと呼ばれる滝の一つで、田園風景の続く平地に突然現れる幅広の滝です。
ぽっかりと開いた滝壺にいくつかの流れに分かれて白い筋が落る風景で、豪快さと繊細さを兼ね備えた瀑布です。
幅120m、高さ20mで、上部の際を通る道路や滝壺下流を渡る吊橋が整備され周遊できる遊歩道があります。