東京都の地理・地勢と地図。
本州のほぼ真ん中、太平洋側に位置し、北に埼玉県南に神奈川県、西側で山梨県、東側で千葉県に接し、三浦半島と房総半島に囲まれた東京湾の最奥部に海岸線を持っている。
人口や経済規模日本一で日本の首都である。
23区の特別区と多摩地域(26市と3町1村)、日本最東端や最南端の島を含む島嶼部からなる。(島嶼部については別記事を予定)
そんな東京都の海、山、河川に平野と盆地など、地形、地理についての名前と解説と地図を掲載。
東京都の地理・地勢と地図。海、山、河川、平野と盆地。

東京都の位置、海、山など
東京都は、北側の大部分を埼玉県、西側の一部を山梨県、南側の大部分を神奈川県と接しており、東側は東京湾に面する海岸線と、千葉県との県境となっている。
三浦半島と房総半島に囲まれた東京湾に面する海岸線は、東京ディズニーリゾートのある千葉県浦安市との境界から、羽田空港の南の多摩川河口まで、直線距離で約15kmであり、そのほとんどが開発されており自然の海岸線は残っていない。

東京湾に近い都内東側に23区の特別区を含む都市部が偏っており、西側は自然が多く残っており、関東平野を外れるため標高も高い。

山梨県、埼玉県との3都県境には雲取山(2017m)、そこから南東に下がった山梨県境には三頭山(みとうさん1531m)など、山々が連なる。
都最高峰は雲取山。
東京都の川、平野と盆地
東京都には、4本の一級河川が流れている。
このうち、江戸川は利根川水系の支流であり、埼玉県、茨城県、千葉県の3県境付近で利根川から分流し、千葉県と東京都の境界を流れ、河口付近で千葉県に入ったあと東京湾に流れ出ている。
東京都と千葉県の沿岸に近い県境では、旧江戸川が流れており、都域の東端付近で江戸川と別れたかつての江戸川本流が流れる。
その旧江戸川河口のすぐ西側に河口があるのが、荒川である。

荒川は、一級河川荒川水流の本流で、山梨県、埼玉県、長野県境の甲武信ケ岳付近を源流とし、秩父山地の水流を集め、埼玉県中央に弧を描く様に流れ東京都に入り、上述の通り旧江戸川河口の西側で東京湾に流れ出ている。

東京都と神奈川県の境を河口としている多摩川は、山梨県と埼玉県の県境にある笠取山を源流とし、上流部では一之瀬川、丹波川(たばがわ)と呼ばれる。
山梨県から東京都に入ってすぐに奥多摩湖に流れ出、それ以降が多摩川と呼ばれる。


青梅市付近までは東流、青梅市以降は南東に流れを変え、浅川を合流、調布市と稲城市の境を経て、神奈川県との県境を形成、東京湾に流れ出ている。
多摩川の南には鶴見川が流れており、東京都町田市の多摩丘陵の低湿地の一角に源流を持ち、神奈川県北東部から県域に入り南東に向かって流れ、横浜市の海岸線北側で東京湾に注いでいる。
いずれの川も日本最大の平野である関東平野を流れており、関東平野は東京都の東半分に広がっている。


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