日本列島を彩る祭りは、単なる年中行事ではなく、その土地が歩んだ歴史や気候、文化の蓄積が凝縮された「地域の魂」である。
北・東日本編では、中部・北陸から関東、東北、そして北海道まで、各地に息づく伝統の祭礼を地図にプロットし、その広がりを視覚的に示した。
ねぶたや竿燈のような迫力ある夏祭りから、火祭りや裸祭りといった厳冬の儀礼まで、行われる季節も目的も多様である。
そして、それらは農耕儀礼、家内安全、海上安全、疫病退散などの祈りを背景に持ち、その形式や装束、山車の造形までもが土地ごとの個性を映し出す。
西日本は、西日本編へ記載されています。
【北・東日本編】全国の祭り一覧 御田植・喧嘩祭・提灯祭、裸祭りなど。日本地図2分割

北海道・東北地方
| ―― 北海道 ―――― | |
| 旭川冬まつり (旭川市) | 旭川市で行われる雪まつり。さっぽろ雪まつりに次ぐ規模と入場者だが、知名度は及ばない。 |
| 北海ソーラン祭り (余市町) | ソーラン節発祥の地として、その普及と継承、町の振興のために行われる祭。太鼓、踊り、船山車のパレードなど。 |
| 北見厳寒の焼き肉まつり (北見市) | 北見市で2月に行われる野外焼き肉イベント。屋外に400台の七輪が並び焼き肉を囲む。当初1回限りのイベントであったが年中行事となる。 |
| ―― 青森県 ―――― | |
| 青森ねぶた祭 (青森市) | 巨大な灯籠人形を曳く夏祭り。東北三大祭。坂上田村麻呂伝説にあやかった土着行事の変化を起源とする。 |
| 弘前ねぷた (弘前市) | 弘前市で行われる佞武多まつり。扇ねぷたと組ねぷたがある。総数約80台が市内巡行。 |
| 五所川原立佞武多 (五所川原市) | 高さが最大20mに達する山車が運航。電線の普及により途絶えていたものが平成初期に復活。 |
| 八戸三社大祭 (八戸市) | おがみ神社(「おがみ」は雨冠に横並びの口3つの下に龍)、長者山新羅神社、神明宮の例祭。神輿行列と人形山車の巡行。 |
| ―― 岩手県 ―――― | |
| チャグチャグ馬コ (盛岡市、滝沢村) | 着飾った馬を引き連れ鬼越蒼前神社から森岡八幡宮まで巡行する。農耕用馬の勤労感謝と無病息災を願う。 |
| 日高火防祭 (奥州市) | 日高神社例大祭火防祈願。お囃子の乗った屋台で知られ300年の歴史をもつ。 |
| 黒石寺蘇民祭 (奥州市) | 岩手県を中心に行われる裸祭りの代表格。日本三大裸祭、日本三大奇祭。(2024年2月の開催をもって歴史に幕を下ろす) |
| ―― 宮城県 ―――― | |
| 仙台七夕まつり (仙台市) | 七夕にちなんで行われる行事・祭。市街を中心に大小の七夕飾りが立つ。東北三大祭。 |
| 塩竃みなと祭り (塩竃市) | 鹽竈神社、志波彦神社の祭り。神輿を担ぎ練り歩いた後、船に乗せ海上を巡行する。100隻を超える漁船が追随する。日本三大船祭。 |
| ―― 秋田県 ―――― | |
| 秋田竿燈まつり (秋田市) | 多数の提灯を先につけた竿を額や肩に乗せ、稲穂の豊作を祈願する。重要無形民俗文化財、東北三大祭、日本三大提灯祭。 |
| なまはげ (男鹿市) | 仮面を付け来訪神に扮したなまはげ役が各家庭を訪れ災いを払う年中行事。現在は主に大晦日に行われる。 |
| 火振りかまくら (仙北市) | 厄払い、五穀豊穣、無病息災、家内安全を祈願し、紐のついた小さな俵に火を付け、体の周りを振り回す伝統行事。 |
| ―― 山形県 ―――― | |
| 山形花笠まつり (山形市) | 花笠を手に、花笠音頭に合わせて踊り歩く。戦後に始まった比較的新しい祭。 |
| ―― 福島県 ―――― | |
| 会津田島祇園祭 (南会津町) | 田出宇賀神社の祇園祭と熊野人jなの例大祭。日本三大祇園祭。重要無形民俗文化財。 |
| 松明あかし (須賀川市) | 420年続く火祭り。高さ10m、重さ3tの大松明30本が炎を上げる。日本三大火祭り。 |
| 木幡の幡祭り (二本松市) | 5色の布を縫い合わせた大幡を担ぎ練り歩く神事。重要無形民俗文化財。日本三大籏祭り。 |





関東地方
| ―― 茨城県 ―――― | |
| 常陸國總社宮大祭 (石岡市) | 山車12台、獅子32基が練り歩く。無病息災、交通安全を願うが、元は五穀豊穣祈願が始まり。 |
| ―― 栃木県 ―――― | |
| 山あげ祭 (那須烏山市) | 八雲神社例大祭奉納行事。仮設舞台で歌舞伎を行う。舞台事解体移動を繰り返し巡業を行う。 |
| 湯西川温泉かまくら祭 (日光市湯西川温泉) | 1500個を超えるミニかまくらに火を灯したり、かまくらの中でBBQをしたり、各種イベントが行われる。 |
| ―― 群馬県 ―――― | |
| 樋越神明宮の春鍬祭 (佐波郡玉村町樋越) | 樋越神明宮の田遊び神事。方策祈願行事。重要無形民俗文化財。 |
| 渋川へそ祭 (渋川市) | 「腹踊り」で知られ、腹に顔の絵を描いた踊り手が練り歩く。 |
| ―― 埼玉県 ―――― | |
| 秩父夜まつり (秩父市) | 秩父神社例祭。提灯で飾られた山車の巡航や冬の花火大会で有名。重要無形民俗文化財。傘鉾・屋台が重要有形民俗文化財に指定。 |
| 川越氷川祭 (川越市) | 氷川神社の例大祭。舞台付きの山車が巡行し囃子が演奏される。重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産のひとつ。 |
| ―― 千葉県 ―――― | |
| 成田山節分会 (成田市) | 成田山新勝寺で行われる節分会。祀られる不動明王前に鬼はいないとされるため「福は内」のみ。 |
| 香取神宮御田植祭 (香取市) | 香取神宮の御田植祭。耕田式と田植式の2日間行われる。 |
| ―― 東京都 ―――― | |
| 神田祭 (千代田区) | 神田明神祭礼。隔年開催(山王祭と交互)。神輿、太鼓、平安装束での行列など。江戸三大祭。 |
| 山王祭 (千代田区) | 日枝神社の祭礼。隔年開催(神田祭と交互)。神田祭に類似する。江戸三大祭。 |
| 三社祭 (台東区) | 浅草神社の例大祭。正式名称「浅草神社例大祭」。元は浅草寺と一体として行われていた祭。奉納田楽など。 |
| ―― 神奈川県 ―――― | |
| 貴船まつり (真鶴町) | 貴船神社例大祭。花飾りや吹き流しで飾られた神輿船などが海上渡御する船祭り。重要無形民俗文化財、日本三大船祭り。 |




中部・北陸地方
| ―― 新潟県 ―――― | |
| 裸押合大祭 (南魚沼市) | 毘沙門天を祀る普光寺の浦佐毘沙門堂で行われる裸祭り。日本三大奇祭。重要無形民俗文化財。 |
| 村上大祭 (村上市) | 村上市羽黒町にある西奈彌羽黒神社の例大祭。国の重要無形民俗文化財 |
| 謙信公祭 (上越市) | 大正15年から続く祭。上杉謙信をしのんで開催される。NHKの大河以降大イベントに成長。 |
| ―― 富山県 ―――― | |
| 越中おわら風の盆 (富山市八尾町) | 越中おわら節にのせて踊りが披露される。優雅な女踊り、郵送な男踊りなど。 |
| 高岡御車山祭 (高岡市) | 高岡関野神社の春季例祭。県内で最も古い山車祭で、御車山が市街を練り歩く。北陸三大祭。 |
| ―― 石川県 ―――― | |
| あばれ祭 (能登町) | 能登町宇出津で行われる奉燈・竿燈の一種「キリコ」の祭り。「宇出津のキリコ祭り」とも。 |
| 青柏祭 (七尾市) | 七尾市大地主神社の例大祭。ユネスコ無形文化遺産、重要無形民俗文化財、北陸三大祭。 |
| ―― 福井県 ―――― | |
| 三国祭 (坂井市三国町) | 三國神社の春祭り。5mの武者人形の立つ山車巡航が圧巻。北陸三大祭のひとつ。 |
| 敦賀まつり(けいさん祭) (敦賀市) | 気比神宮秋季例大祭、および、市内中心部の商店街で行われるイベント。歩行者天国、カーニバル、山車巡行など。 |
| ―― 山梨県 ―――― | |
| 吉田の日祭り (富士吉田市) | 北口本宮冨士浅間神社と諏訪神社の例大祭。鎮火祭とすすき祭りの2日間。日本三大奇祭のひとつ。 |
| ―― 長野県 ―――― | |
| 御柱祭 (諏訪市) | 切り出した大木に乗り坂道を下る。諏訪大社で7年ごとに行われる |
| 道祖神祭り (野沢温泉村) | 当地で行われる、正月飾りを焼く大規模な「どんど焼き」。攻防戦や初灯籠などの風習が残る。重要無形民俗文化財。 |
| ―― 岐阜県 ―――― | |
| 高山祭 (高山氏) | 日枝神社「春の山王祭」と、櫻山八幡宮「秋の八幡祭」の総称。重要無形民俗文化財、日本三大曳山祭。 |
| 飛騨古川起し太鼓 (飛騨市) | 深夜まで続く太鼓櫓と付け太鼓の競り合い、絢爛豪華な屋台の巡航などが行われる。気多若宮神社例祭。 |
| ―― 静岡県 ―――― | |
| 遠州新居の手筒花火 (湖西市) | 新居諏訪神社祭礼奉納煙火。抱え数メートルの火柱をあげる手持ちの手筒花火が数十本乱立する。 |
| 帯祭り(島田大祭) (島田市) | 3年に一度行われる大井神社の例祭。安産祈願の丸帯を太刀にかけて練り歩く。三大奇祭の一つ。 |



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