九州の北東部に位置する大分県は、「日本一のおんせん県」として知られ、別府や湯布院をはじめとする豊富な温泉地が観光の中心となっている。
しかしその魅力は温泉だけにとどまらない。
臼杵磨崖仏に代表される仏教文化の遺産、耶馬渓や久住高原の雄大な自然景観、そして滝百選や百名城に数えられる歴史的名所など、文化と自然が織りなす観光資源が県全域に広がっている。
地図を手に旅をすれば、古代から近代までの歴史と豊かな自然が融合する大分県の多彩な表情に出会うことができる。
大分県観光。定番と穴場|別府温泉・湯布院・臼杵磨崖仏・耶馬渓・岡城・桜名所・滝百選、自然景勝を巡るおすすめ旅行スポット

名勝や百景を彩る自然と文化
大分県を代表する文化財といえば、国の特別史跡に指定されている臼杵磨崖仏群である。
臼杵市にある特別史跡「臼杵磨崖仏 附 日吉塔、嘉応二年在銘五輪塔 承安二年在銘五輪塔」。
平安から鎌倉期にかけて彫られた石仏群は60体以上にのぼり、現存する磨崖仏の中でも保存状態が極めて良い。
ここには日吉塔や嘉応二年在銘五輪塔も含まれ、早くから仏教文化が根付いていたことを示している。

また、三大渓・三大奇形の一つで国の名勝でもある耶馬渓(中津川市)があり、山国川沿いや支流域に広がる渓谷として知られる。台地の侵食によってできた奇岩が美しい。

耶馬渓以外に、4ヶ所が国の名勝に指定されている。
奇岩が連なる中山仙峡(豊後高田市)、高くそびえる岩峰と空中にかかる無明橋などで構成される天念寺耶馬及び無動寺耶馬(豊後高田市)、江戸時代の「紙本著色文殊仙寺境内図」にも自然林の姿が描かれた文殊耶馬(国東市)、自然湧出の源泉が多数存在する別府の地獄(別府市)が挙げられる。

別府市の「地獄めぐり」も忘れてはならない名勝である。
青や赤、白など色鮮やかな熱泉が噴き出す景観はまさに地獄を思わせ、観光地として高い人気を誇る。
別府温泉は日本八景に選出されている。
大分県の百選(渚、名城、滝、さくら名所)
大分県には日本の滝百選に選ばれた滝が4つ存在する。
豊後大野市の原尻の滝は「東洋のナイアガラ」とも称され、幅120メートルの壮大な景観を誇る。
九重町の震動の滝は雄滝と雌滝が寄り添うように流れ落ち、玖珠町の西椎屋の滝は落差86メートルを誇る直瀑で圧倒的な迫力がある。

宇佐市の東椎屋の滝は「九州華厳」と呼ばれ、その美しさから古来より多くの文人に愛された。

日本の渚百選には、佐伯市の元猿海岸と大分市の黒ヶ浜が選ばれている。
元猿海岸は白砂青松が広がる遠浅の浜で夏は海水浴客で賑わう。
黒ヶ浜は蛇紋岩が海岸を黒く染める珍しい景観を持ち、自然の力強さを感じさせる。
城郭に目を向けると、大分府内城と岡城が百名城に選ばれている。
岡城は滝廉太郎の「荒城の月」の着想を得た場所として知られ、現在も石垣や遺構が当時の姿を偲ばせる。

また続日本百名城では、中津城(中津市)、角牟礼城(玖珠町)、臼杵城(臼杵市)、佐伯城(佐伯市)が選定されている。



桜の名所も多く、臼杵城跡や大分川沿いなどが春には花見客で賑わう。
特に岡城址の桜は「さくら名所100選」にも選ばれており、石垣と花の対比が美しく、人気の花見スポットである。
大分県の古社寺・名刹と温泉地。
大分県には全国の温泉地の中で源泉数と湧出量が第一位である、別府温泉(別府市)がある。
その光景の珍しさから日本八景の一つにも数えられ、毎年大勢の観光客を集める。
自然湧出の源泉の中には真っ赤に見える「血の池」や「海地獄」など個性的な源泉を巡る「地獄めぐり」は、観光客に非日常の体験を提供している。
そのほかにも、湯平温泉、長者原温泉、筋湯温泉、宝泉寺温泉、天ヶ瀬温泉、日田温泉、国東六郷温泉など県の北部から中部にかけて数多くの温泉が点在しているのが特徴である。


その他の観光地と自然遺産
大分には温泉や史跡以外にも魅力的な観光地が数多い。
豊後大野市の稲積水中鍾乳洞は日本最大級の水中鍾乳洞で、神秘的な青い世界が広がる。
洞内の水温は年間を通じて一定で、夏は涼しく冬は暖かい特異な環境を体感できる。
また、九重“夢”大吊橋は日本一の高さを誇る人道吊橋で、震動の滝や周囲の渓谷美を眼下に望むことができる。
久住高原や飯田高原は放牧風景と雄大な山々が広がり、アウトドアやドライブに人気のエリアだ。


English page(Oita prefecture. Map of sightseeing spots)
(外部リンク)大分県のホームページ
(外部リンク)日本一の「おんせん県」大分県の観光情報公式サイト


















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