長崎県の名所・名刹・温泉地。定番と穴場と地図|世界遺産と海の絶景。桜・渚・城・温泉で楽しむ歴史と自然
入り組んだリアス式海岸や島々、雄大な火山などの自然に囲まれつつも、古代から近代までの歴史的史跡が数多く残る歴史ある土地である長崎県。
海と島々が織りなす独特の景観、異国情緒漂う街並み、そして世界遺産に彩られた歴史をもち、多様な文化と自然が融合する稀有な土地だ。
古代から近代まで国際交流の玄関口として歩んできたこの地には、キリシタン文化や産業革命の遺構、名勝・百選に選ばれた絶景、名刹や温泉など、多彩な魅力が凝縮されている。
本稿では、長崎県の観光地と歴史的価値を、地図を辿るように巡りながら解説していく。
長崎県の名所・名刹・温泉地。定番と穴場と地図|世界遺産と海の絶景。桜・渚・城・温泉で楽しむ歴史と自然

世界遺産の記憶と物語
長崎県には二つの世界遺産が存在する。
ひとつは「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。
江戸時代、禁教下で信仰を守り抜いた人々の暮らしや祈りの場が、平戸、西彼杵半島、五島列島に点在している。
大浦天主堂や島原の乱の舞台となった原城跡なども構成資産に含まれ、禁教から信教の自由へと至る歴史の証人となっている。



もうひとつは「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」。
三菱長崎造船所関連施設、旧グラバー住宅、高島炭坑、そして“軍艦島”として知られる端島炭坑などが、近代日本の産業発展を物語る。

火山と海が育んだ名勝・天然記念物
特別名勝に指定される雲仙岳は、今も火山活動を続ける生きた山だ。
島原半島中央部にそびえ、日本八景にも選出される雄姿は長崎の象徴である。

国の名勝「平戸八景」には、高巌や潜龍水などの風光明媚な景観が含まれる。

日本百景のひとつ九十九島は、佐世保湾から平戸まで広がる複雑なリアス式海岸の海域で、島々の連なりがまるで絵画のような美を生み出す。

国の特別史跡が2つ指定されており、1300年前に国防の最前線として築かれた要塞と日露戦争時の近代砲台が並存している金田城跡と、弥生時代の集落跡である原ノ辻遺跡がある。
さらに、三名橋の一つである眼鏡橋は、日本初の石造りアーチ橋として歴史的価値も高い。

百選に輝く海と城と桜
海に面する部分が多い長崎県は、高浜海水浴場(長崎市)、高浜(五島市)、三宇田浜(対馬市)、筒城浜(壱岐市)の4箇所が渚百選に選出されている。

さくらの名所100選に選出されている大村公園(大村市)は城跡の外堀を利用した公園で、国の天然記念物であるオオムラザクラをはじめとした2000本以上の桜が咲き誇る県内有数の名所となっている。
歴史のある建造物が多い長崎県は平戸城(平戸市)、島原城(島原市)が日本の100名城に、金田城(対馬市)、福江城(五島市)、原城(南島原市)が続日本の100名城に選出されている。


名刹と湯けむりの旅
長崎県は歴史ある街並みや古社寺が多く、先述の平戸八景にも数えられる御橋観音寺や須佐神社、福石神社などが代表的である。
また南部には火山地帯が近く、良質な温泉地が数多く存在している。
海に近く橘湾の風景を楽しめる小浜温泉や火山の恩恵を受けた島原温泉、雲仙温泉は多くの人が湯治にも訪れる名所となっている。

まとめ
長崎県は、海と火山が織りなす自然美と、多様な歴史文化が共存する稀有な地だ。
世界遺産、百景、名刹、温泉──訪れるたびに新しい発見と物語が待っている。
地図を片手に、この魅力の宝庫を巡れば、日本の中に潜む多層的な歴史と風土を感じ取ることができるだろう。

English page(Nagasaki prefecture. Map of sightseeing spots)
(外部リンク)長崎県のホームページ
(外部リンク)長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット















